わいせつ等事件簿

小学生が図書館職員の仕事を体験するイベントが22日、愛媛県今治市内の4市立図書館であり、市内の小学5、6年生計9人が本の貸し出し業務などに挑戦した。
NECは、愛媛県西条市がスマートシティ構築トライアル事業の一環として行う「高齢者見守り支援サービス」において、コミュニケーション・ロボット「PaPeRo i」などのICTソリューションの提供とサービス支援に取り組む。NECはこの実証を通じ、見守りサービス向けソリューションの実用化や、生活支援サービスのさらなる充実を目指す。
 西条市は2018年5月から同サービスの参加希望者を募集し、同年7~9月の3カ月間で実証実験を実施する。その結果を分析し、2019年4月からサービス提供を開始する予定である。
 今回のサービスは、一人住まいの高齢者の安心・安全な暮らしをサポートするとともに、高齢者と離れて暮らす家族とのコミュニケーションを豊かにすることが目的。顔検知機能やLEDランプによる感情表現などのロボティクス技術、音声認識AI技術、さらにクラウドサービスを融合させることで、高齢者と家族だけでなく、自治体や関連団体の職員(ケアマネジャーなど)も見守りに連携できる。
 サービス全体は、高齢者宅に設置する「PaPeRo i」、ロボットに接続するディスプレー、音声認識AIとの連携やSNS機能を持つクラウドサービス、家族が使うスマートフォン(またはパソコン)で構成する。ロボットが高齢者を1日3回撮影し、温度や湿度とともに写真をSNSに送信することで家族やケアマネージャーと共有できる「見守り」、家族が撮影した写真やビデオ、テキストのメッセージを見守り対象の高齢者に送信できる「コミュニケーション」、高齢者がロボットに話しかけると天気予報やニュースの情報を音声に変換して教えてくれる「音声リクエスト」の3種類の機能を備える。
 「PaPeRo i」は、NECプラットフォームズが2016年7月に出荷開始したロボット型オープンプラットフォーム。撮影用カメラ、顔認識用カメラ、温度・湿度・光度などのセンサーを装備し、音声認識機能やテキスト読み上げ機能を搭載するほか、クラウド型AIとの連携にも対応する。クラウドサービスは、PaPeRo i開発パートナーのコンロッド社によるクラウドサービスに、独自仕様(家族以外も一緒に見守りが出来る機能)を加えて使用する。
JR四国は、新居浜駅に列車接近メロディーを導入。使用曲は、「ちょおうさじゃ」。導入日は、2018年4月27日(金)。新居浜駅1~3番ホームに導入
一休みしていきませんか―。
松山中央ライオンズクラブ(LC)は21日、愛媛県松山市鷹子町の四国霊場49番札所浄土寺で、お遍路さんに食事や飲み物を無料で提供するお接待を行った。
肉眼では見えない部分の高画質写真や、分かりやすい解説文をタブレット端末で見ながら、国宝の「伊予(いよの)国奈良原山経塚(くにならはらやまきょうづか)出土品」をより深く理解する展示が今治市玉川町大野の市玉川近代美術館で始まった。5月6日まで。
 出土品は経文を納めた精巧な銅宝塔▽銅経筒▽檜扇(ひおうぎ)▽椀形(わんがた)土器--など26点。平安時代後期(12世紀)に埋納されたと推測され、1934年に同市玉川町の楢原山(ならばらさん)(1041メートル)山頂の神社の境内を雨乞い祈とうのため清掃中、偶然見つかった。
 館は春秋の年2回、出土品を公開しており、今回からタブレット端末での解説を加えた。文化庁の支援事業で同館や市大三島美術館が開発した独自ソフトで解説を提供し、端末13台を来館者に無料で貸し出す。

烏帽子姿の人物が確認できる檜扇の高画質写真=愛媛・今治市玉川近代美術館提供
 高さ71・5センチの銅宝塔の胴体(塔身)には線刻で梵字(ぼんじ)(サンスクリット文字)の曼荼羅(まんだら)「種子(しゅじ)曼荼羅」が刻まれており、肉眼では見えない細部もタブレット上で自由に拡大して確認できる。また、埋納されていた檜扇の表面には烏帽子(えぼし)姿の人物が描かれているが、端末上の高画質画像、X線写真で表情まで詳しく分かる。
 館の藤原敏子学芸員は「出土品は仏教文化を後世に伝えるタイムカプセル。実物と合わせ、さまざまな角度から鑑賞できます」と利用を呼びかけている。
 一般500円、学生250円。高校生以下無料。4月23日と5月1日は休館。問い合わせは同館(0898・55・2738)。【松倉展人】