わいせつ等事件簿

臼杵津久見署の男性巡査部長(30代)が大分市内の商業施設で盗撮行為をしたとして、県警が県迷惑行為防止条例違反の疑いで捜査していることが5日、分かった。女性従業員のスカートの中をスマートフォンで撮影しようとしていたという。県警は容疑が固まり次第、立件、処分する方針。別府署の隠しカメラ事件など2016年から不祥事が相次ぐ県警で、またも汚点が発覚した。
 県警などによると、女性は1月上旬の午後、店内で後をつけてくる不審な男に気付き、店に相談した。通報を受けた県警が捜査に着手し、防犯カメラの映像などから巡査部長の容疑が浮上。スマホでスカートの中を盗撮しようとする姿が確認された。
 巡査部長は取り調べに対し、当時の状況を説明しているという。県警はスマホを解析する一方、他に盗撮行為がなかったのか調べている。
新潟署は5日、自身が代表を務めるアナウンススクールの受講生の体を触ったとして、新潟市西区小針上山、塾講師、小柳実容疑者(70)を準強制わいせつ容疑で逮捕した。
 逮捕容疑は昨年10月26日夜、新潟市中央区の「新潟アナウンススクール」内で、アナウンサーになるために必要な指導と誤信させ、個別指導中だった受講生の20代女性の尻や胸を触ったとしている。同署によると10月に女性から相談があり発覚。小柳容疑者は触ったことは認めたうえで「あくまで指導の一環だった」とわいせつ目的ではなかったと主張しているという。
鳥取署は5日、鳥取市細見の無職中本義正容疑者(71)をわいせつ目的誘拐と強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。強制わいせつの容疑は認めているが、わいせつ目的誘拐の容疑は否認しているという。中本容疑者は地区の民生委員・児童委員を務めている。
 署によると、中本容疑者は1月9日午後3時45分ごろから午後5時ごろにかけて、県東部で県内在住の10代の女子学生を自身の軽乗用車に誘い入れ、車内で無理やり胸をもんだりキスしたりするなどのわいせつ行為をした疑い。女子学生の家族が署に届け出て、発覚した。
勤務する警察署の女子トイレにスマートフォンを仕掛けて盗撮したとして、警視庁は2日、目白署刑事組織犯罪対策課の男性巡査長(26)を建造物侵入と東京都迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで書類送検し、発表した。巡査長は同日、停職1カ月の懲戒処分を受け依願退職した。「普段見ることができない同僚の姿を見たかった」などと供述しているという。
 人事1課によると、巡査長は昨年11月下旬~12月上旬に計3回、署内の女子トイレ個室内に侵入。天井の換気口の鉄格子を外して動画撮影状態にしたスマホを設置し、複数の女性署員を盗撮した疑いがある。人がいない隙にスマホを設置し、1~2時間後に回収していたという。
 3回目で女性署員がスマホに気づいて上司に報告。スマホカバーの特徴などから巡査長のものと判明し、聴取に対して行為を認めた。巡査長は「新宿区の居酒屋のトイレで同じことをしたことがある」とも話しているという。
電車内で女子高生の下半身を触ったとして、大阪府警天満署は2日、府迷惑防止条例違反の疑いで、公正取引委員会近畿中国四国事務所(大阪市)の職員(23)を現行犯逮捕した。
 同署によると「手が当たったかもしれないが、当たっていないかもしれない」と容疑を否認している。
 逮捕容疑は2日午前7時55分~同8時5分ごろ、阪急千里線淡路-大阪市営地下鉄堺筋線南森町間を走る電車内で、高校2年の女子生徒の尻を触った疑い。