わいせつ等事件簿

新内閣が発足しようが、しまいが、まだまだ終わらない加計学園の獣医学部問題で、今度は「図書館戦争」が勃発した。

「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦共同代表によると、学園が文科省に提出した獣医学部新設の計画書では9928万円の本を購入したことになっているが、実際に図書館を訪れた識者らから「蔵書が少ない」「本棚がスカスカ」との意見が出ていたことから、9月下旬に考える会のメンバーで現地を確認。そして、全ての本棚の写真を撮り、蔵書1冊ずつのタイトル、価格などを目録として整理したところ、確認した限り蔵書は8715冊だったという。

 つまり、学園の計画書通りであれば、1冊当たりの単価は約1万1390円になる計算。そこで、今度は蔵書200冊をランダムで抽出し、平均単価を算出すると、1冊当たりの単価が約3870円になったという。

■7日に市民団体が現地で会見

「今後、さらに抽出数を増やして精度を高める予定ですが、仮に1冊の平均単価が約3870円だとすると、8715冊で約3370万円。つまり、計上された9928万円と約6500万円も数字が合わない。これは不自然です」(黒川敦彦氏)

 考える会などによると、蔵書の中には系列の岡山理大から持って来たり、ブックオフで購入したりしたような本もあったらしい。これが事実であれば、一体、どこが「最先端」なのか。考える会は真相究明のため、7日に今治市の獣医学部正門前で会見を開き、この問題を説明。その後、加計理事長と学園が資産水増しや粉飾決算の疑いがあるとして、刑事告発を検討するという。
西条市の知名度を高め、全国に魅力をPRする「LOVE SAIJO応援大使」に同市出身のタレント眞鍋かをりさんが3日、就任した。会員制交流サイト(SNS)での情報発信やイベントなどを通し「西条ファン」増加を目指す。
 市はシティプロモーション戦略に「LOVE SAIJO」を掲げ、4月にファンクラブを創設した。会員同士のつながりを促し、同窓会や独自イベントを支援。市の情報も提供しており、9月26日現在の会員数は全国の1254人。
 3日は東京・新橋で就任イベントがあり、首都圏の会員約30人が参加。玉井敏久市長から委嘱状を受け取った眞鍋さんは「どこに住んでいても西条を好きな気持ちを分かち合える『LOVE SAIJO』が発足してうれしい」と述べ、盛り上げようと呼び掛けた。
大阪府警によると、樋田淳也容疑者(30)は一時、愛媛県に滞在していた。日本一周をしていた男性(44)と同県で知り合い、一緒に各地の道の駅などで野宿していた。
2018年4月、愛媛・今治市の刑務所施設から脱走し、3週間以上逃走を続けた男に、懲役4年の実刑判決が言い渡された。
平尾龍磨被告(27)は2018年4月、今治市の松山刑務所・大井造船作業場から脱走し、広島・尾道市の向島で空き家などに潜伏したあと、広島市内で逮捕されるまで、乗用車や現金などを盗みながら、3週間余りにわたって、逃走を続けた罪に問われていた。
28日の判決公判で、松山地裁は「作業場内の人間関係から逃れるため逃走するなど、動機は身勝手で、逃走を続けるため窃盗を繰り返すなど、極めて強く非難されるべき」などとして、懲役6年の求刑に対し、懲役4年の実刑判決を言い渡した。
弁護士によると、平尾被告は控訴しないということで、残っていた1年5カ月の刑期もあわせて科せられることになる。
秋の交通安全運動期間中の、26日朝早く、西条市の国道11号で道路を横断していたとみられる高齢の女性が中型トラックにはねられ死亡した。

26日午前5時半ごろ、西条市飯岡の国道11号で、近くに住む千葉セツ子さん(86)が中型トラックにはねられた。この事故で千葉さんは胸などを強く打ち、救急搬送されたがおよそ1時間後に死亡が確認された。

警察は中型トラックを運転していた西条市丹原町の会社員秋山剛容疑者(53)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕し、容疑を過失運転致死に切り替え事故の詳しい原因を調べている。

警察によると現場は片側1車線の見通しの良い直線道路だが、事故発生当時は薄暗かったという。

今月30日まで秋の全国交通安全運動が実施されている。警察は夕暮れ時や夜間だけでなく早朝でもライトの点灯や反射材を着用するよう呼びかけている。