わいせつ等事件簿

四国中央市発注の工事を巡る官製談合事件で、松山地方裁判所は7日、市職員の男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決などによりますと、四国中央市の元農林水産課主査・塩田聡被告(34)は、去年6月に市が発注した防波堤工事の入札を巡り上司の三鍋久司被告(51)と共謀し、秘密事項の「予定価格」を建設会社の元社長・三好正忠被告(48)に事前に教え、工事を落札させました。

7日の判決公判で松山地裁の楠真由子裁判官は「市議会議員の名前まで出され、拒絶をためらう心情も理解できる」としつつも「社会の信頼を大きく損い、許されるものではない」などとして、懲役1年2カ月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
夏の海水浴シーズンを前に、松山市で、水質調査が始まりました。この水質調査は、市民に安心して海のレジャーを楽しんでもらおうと、松山市が1974年から毎年この時期に実施しています。7日は市の職員らが堀江海水浴場の沖合いおよそ100メートルに船を出し、専門の器具を使って水の透明度を調べたほか、大腸菌の数などを分析するため、海水を採取しました。調査は12日まで市内の海水浴場あわせて7ヵ所であり、結果は来月中旬以降、市のホームページなどで公表される予定です。
5日の愛媛県内は低気圧の影響で風が強く、JR予讃線は東予で始発から一部の便が運休しましたが現在は平常ダイヤに戻っています。

気象台によりますと、5日午前の愛媛県内は低気圧が発達しながら北東に進んだ影響で、伊方町瀬戸で27.2メートルの最大週間風速を観測するなど、各地で風が強く吹きました。

強風の影響で、JR予讃線は新居浜駅と伊予三島駅の間で始発から午前10時ごろまで運転を見合わせました。JR四国によりますと特急列車など19本が部分運休し、およそ300人の足に影響が出たとみられます。現在、ダイヤは平常に戻っています。
先月、四国中央市内の団地の駐車場で車、数十台が傷つけられた事件。
2日午前、この団地に接する駐車場で警察の捜査車両に傷をつけたとして四国中央市職員の男が現行犯逮捕されました。

逮捕されたのは、四国中央市職員の藤井英治容疑者(59)です。
警察によりますと藤井容疑者は、2日午前9時50分頃、四国中央市金田町金川の市営南部第一団地に接する駐車場で、警察の捜査車両に傷をつけたものです。

この団地の駐車場では、先月、車数十台が傷つけられる事件が起きていて、捜査員が車内で警戒中、藤井容疑者が車に傷をつけていたためその場で逮捕しました。

調べに対し藤井容疑者は容疑を認めていますが、逮捕当時実在する別人の名前を騙り『無職』だと話していたということです。

警察は、先月の事件との関連を調べ余罪があるとみて、捜査しています。
愛媛県警はスピード違反に目を光らせる「速度守らせ隊」を発足させ、取り締まり強化に乗り出しました。

松山市堀江町のトンネル入り口に設置された速度違反取り締まり装置、固定式ではなくどこにでも設置できる可搬式の装置です。

取り締まりにあたるのは県警の取り締まり専門部隊「速度守らせ隊」。

現場で走行する車のスピードを計測し、スピード違反を検知すると写真を撮影し、後日、違反者に通告します。

県警交通指導課・官芝和憲 取締調査官:
「(コロナ影響で)交通量が少ないために、車の実勢速度が高くなると県警としては懸念している。速度違反取り締まりを重点に街頭活動を強化したい」

今年は外出自粛で交通量が減少し、車の速度が出やすくなることが懸念されていて、「速度守らせ隊」は県内の幹線道路や通学路を中心に取り締まりにあたります。