• トップページ

わいせつ等事件簿 | 松山大女子駅伝部 パワハラ訴え 体重調整であつれきか 軽量化戦略 陸上界浸透 専門家、過度の減量警鐘

松山大女子駅伝部 パワハラ訴え 体重調整であつれきか 軽量化戦略 陸上界浸透 専門家、過度の減量警鐘

2020/03/07 18:01

松山大女子駅伝部の複数の女子部員が昨年11月、監督からどう喝などのパワハラを受けていると大学に申し立てた問題。背景として浮かび上がるのが、部員と指導者との間の体重調整を巡るあつれきだ。陸上の長距離種目の指導方法で選手の軽量化が浸透する中、食事制限を伴う過度の減量は、女子アスリートの心身への悪影響が大きいと専門家は警鐘を鳴らす。

 当時監督を務めていた男性准教授(50)は、前任校でコーチとして大学日本一を経験。松山大着任後、2008年創部の女子駅伝部を率い、16年に全日本大学女子駅伝で初優勝に導いた。女子3000メートル障害でも全国優勝の選手を育成し、地方大学を短期間で全国レベルに成長させた手腕を評価する向きは多い。
 一方、申し立てなどによると、男性准教授は選手の体重管理を徹底し、大会前などは厳しい食事制限を課していたという。部員側は、体重が増えると怒られる恐怖感から、虚偽の体重を申告せざるを得ない精神状態に追い詰められていると主張。輝かしい実績の裏で多くの部員が退部や休部に追い込まれていると訴えている

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.