• トップページ

わいせつ等事件簿 | 「宴会芸レベルではなかった」…元警官わいせつ

「宴会芸レベルではなかった」…元警官わいせつ

2018/02/24 11:17

職場の飲み会で同僚の女性警察官にわいせつ行為をしたとして、強制わいせつ罪に問われた福岡県警留置管理課の元警部補、於保おほ重信(59)、同、枝尾光博(58)両被告の第2回公判が23日、福岡地裁であった。
 検察側証人として同席した男性警察官が出廷。当時の状況を「犯罪になるんじゃないかと思った」と証言した。
 男性は当時、同課巡査長。証言によると、当日は被害者と同じテーブルで飲酒していた。途中、背後で騒ぎになっているのに気づき、振り返ると被害者が於保被告に羽交い締めにされ、枝尾被告にキスを迫られていた。被害者は「やめて」と言いながら首を振って嫌がるそぶりだったという。男性は「やりすぎかなと思った」と話した。
 一方、止めに入らなかったことについて聞かれると、「怖かった」と打ち明けた。男性は両被告について、「県警幹部とつながっているといううわさがあった」とし、普段から発言力と影響力を感じていたという。「刃向かえば何をされるか分からない。これからの警察人生がある。申し訳ない気持ちはあったが、自分の身がかわいかった。人事でどこまで影響があるか分からず、怖かった」と述べた。

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.