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わいせつ等事件簿 | 「偶然、泥を払いのけたら」 県内初!首長竜の化石 愛媛大生が約8000万年前の地層から発見

「偶然、泥を払いのけたら」 県内初!首長竜の化石 愛媛大生が約8000万年前の地層から発見

2022/02/08 14:28

愛媛で首長竜の化石が初めて発見されました。

見つかったのは約8000万年前の松山市の地層です。

表面に細かい線があるワニのような歯の化石。

愛媛大学大学院理工学研究科・堀利栄教授;
「その化石は首長竜の化石、エラスモサウルス科の可能性が高いことを確認しました」

首長竜のエラスモサウルス科は、最大級で体長15メートルほど、重さは約15トンになり、化石が発見されるのは愛媛では初めてす。

見つかったのは、化石が豊富に出る場所として知られる松山市道後姫塚。

約8000万年~7400万年前にあたる白亜紀の地層で、当時は日本がユーラシア大陸の一部となっていた時代です。

愛媛大学理学部地球科学科の佐賀昇吾さんが3年前、趣味で化石を探していた時に発見しました。

愛媛大学理学部地球科学科・佐賀昇吾さん:
「その日は雨が降っていて、偶然泥を払いのけてみたら、昔、図鑑で見たワニのような歯の一部であろうものが露出しているのが見えた」

愛媛大学はチームを作って東京の専門家と調査をスタート。

首長竜の可能性が高いことを突きとめました。

愛媛大学大学院理工学研究科・鍔本武久教授:
「これが1個見つかったということは、この1匹しかいないということはあり得ないので、今後の調査を続ければ、もう少し化石が出てくるかなという期待はあります」

今回発見されたのは首長竜の中では小型で数メートルほどと見られます。

愛媛大学は道後地区を化石の産地として盛り上げたいとしています。

なお、化石が発見された場所は岩石落盤が起こりやすく、過去に死亡事故が起きていることから関係者以外立ち入り禁止となっています。

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