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わいせつ等事件簿 | 四国中央市官製談合事件 逮捕・送検の市職員は「設計価格」漏えい 容疑認める

四国中央市官製談合事件 逮捕・送検の市職員は「設計価格」漏えい 容疑認める

2021/02/12 09:40

四国中央市の防波堤改良工事を巡る官製談合事件で、逮捕・送検された市の職員2人は業者側に市が計算した工事の設計価格をもらし、容疑を認めていることが分りました。

今月4日の夕方に帰宅した男。10日に逮捕された四国中央市の建設会社「予州興業」の元社長・三好正忠容疑者(48)です。

四国中央市役所の施設で警察が家宅捜索したのは官製談合防止法違反などの容疑。

市農林水産課の課長補佐・三鍋久司容疑者(51)と主査の塩田聡容疑者(34)は11日、三好容疑者とともに身柄を松山地検に送られました。

警察の調べによりますと、三鍋容疑者らは去年6月、二名漁港の防波堤改良工事の一般競争入札を巡り、公表されてない価格に関する情報を三好容疑者へ事前にもらした疑いがもたれています。

捜査関係者によりますと、三鍋容疑者ら職員2人は容疑を認めているということです。

また、関係者への取材で2人が漏らした情報は、市が計算した工事の「設計価格」だったことが明らかになりました。

この防波堤改良工事は2017年度から6回入札が行われ、このうち4回を予州興業が落札。

なかには非公表になっている最低制限価格と1円単位まで同じ金額で落札したケースもありました。

警察は情報を漏らした見返りに金品の受け渡しがなかったかなど追及しています。

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