わいせつ等事件簿

今治市の漁港の防波堤で夜釣りをしていた男性が、海に転落し死亡しました。
死亡したのは、西条市丹原町の兼井通春さん(72)です。今治海上保安部によると、兼井さんは、今治市の美保漁港の防波堤で15日の午後5時頃から、知人と2人で釣りを開始。午後8時頃、雨や風が強くなったため、知人は兼井さんを残し防波堤から一旦離れました。
午後11時ごろ、兼井さんに電話が繋がらないため、知人が防波堤に戻ると兼井さんの姿はなく釣り道具だけが残っていたということです。
通報を受けた今治海上保安部は、兼井さんの行方を捜していましたが、午前10時40分頃潜水士が堤防近くの海底で兼井さんを発見。死因は溺死とみられています。
市内では15日午後8時50分に最大瞬間風速16.7mを観測するなど強い風が吹いていたため、今治海保は、兼井さんが風にあおられ海に落ちた可能性もあるとみて事故の原因を調べています。
愛媛県西条市は16日、市教育委員会の消防設備点検委託料など20件計307万2928円の支払いが遅延していたと発表した。担当者が事務処理を怠っていたためで、最長で3カ月近く滞っていた。市では2019年12月にも23件計542万152円の未払いが発覚しており、市は「度重なる不祥事を重く受け止め、適正な事務処理体制の徹底を図る」と謝罪した。
新型コロナウイルスの影響でマスク不足が社会問題となる中、松山市では妊婦を対象に16日マスクの無料配布を始めた。

松山市が16日市役所や保健所などで始めた妊婦へのマスクの無料配布は、定期健診などで病院を訪れる機会が多い妊婦に、安心して受診してもらおうと、備蓄している6000枚のマスクを拠出して実施することにしたもの。

具体的には、松山市在住で母子健康手帳を持つ人が、市内に5か所ある「すくすく・サポート」の窓口で手続きを行うと、1人1回限り2枚のマスクを受け取れる。代理の受け取りも可能。

このマスクの無料配布は、平日の午前8時半から午後5時まで「すくすく・サポート」の窓口で受け付けている。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスク不足を解消しようと、マスク製造工場では、24時間態勢で生産を行っている。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、マスクが全国的に不足し、入手困難となっている。県内のドラッグストアなどでもマスクの品薄状態は続いていて、店頭に入荷してもすぐに完売する状況となっている。

こうした状況を受け、四国中央市を本店とするユニ・チャームの香川県観音寺市にあるマスク製造工場では、通常の3倍以上の従業員を配置して24時間の生産態勢を取っている。

1週間に、これまでの倍のおよそ2500万枚を製造しているが、追いつかない程の注文が続いているという。
松山南高校砥部分校の生徒らが四国がんセンター(愛媛県松山市南梅本町)の中庭や通路にアート作品を展開する「ホスピタルアート」の第3弾が14日、完成した。院内の中庭に三つの木の芽が顔を出し、動物たちが成長を見守る様子をモニュメントで表現。患者や職員の癒やしの場としての効果が期待される。
 同センターは患者の緊張や不安を和らげようと、病院改革の一環で2017年度からプロジェクトを開始。デザイン科がある同校に協力を依頼し、これまでに中庭のガラスに木々や動物をデザインした「光庭プロジェクト」と通路に風で運ばれた草花を描いた「風の音(ね)プロジェクト」に取り組んできた。
 第3弾は、「光庭―」で種を運んでいた鳥やリス、ヒミズ(四国に生息するモグラの仲間)が再び登場。「うまれたての木」「ひだまりの木」「つながりの木」と名付けた三つの木の芽(高さ約30センチ)が出たことを喜ぶ様子を立体的に表現した。14日はデザインした生徒3人と教諭1人が、設置業者と相談しながら取り付け位置を微調整した。
 デザインの中心的役割を担った生徒(18)は「患者さんに『落ち着く』と言ってもらうこともあり、本当にやって良かった」と感無量の様子。企画した医師(59)は「生徒の皆さんはセンスの塊。患者さんはもちろん、職員からの評判も良い」と話していた。
 モニュメントは今後、最大2・5メートルほどに「成長」させていく計画があるという。