わいせつ等事件簿

21日死去した加戸守行前知事は「スポーツ立県」を掲げ、2017年の愛媛国体開催やプロスポーツ振興に道筋をつけた。
 
 加戸氏は知事に就任すると、国体誘致に向け足場固めに乗り出した。加戸氏に請われ県体育協会会長に就き、国体実現へ奔走した大亀孝裕氏(88)は「愛媛国体に向けた盟友だった。体調が悪いなどとは聞いておらず、訃報に驚いている」と振り返る。
 加戸氏との最初の思い出は、1980年に県内で開催された全国高校総体。文部官僚として来県した加戸氏は「古里での立派な大会に感心していた。スポーツ振興への熱意がものすごかった」。
 01年5月、国体開催の内定を報告した際には「感慨深いものがあった」と大亀氏。開催に向けた募金活動にも積極的に協力してくれたという。
 サッカーや野球などのプロクラブが県内に定着しつつある現状に触れ「スポーツを身近なものにしようとした加戸さんの取り組みが実を結んだ一つの形では」と功績をたたえた。
 03年完成の新武道館は先進的な設備を備え、国際大会や大規模合宿の誘致が可能になった。計画段階当時の県柔道協会理事・浜田初幸さん(64)=鹿屋体育大教授=は、武道館完成後の浅見八瑠奈や中矢力、影浦心ら愛媛出身選手の活躍に触れ、「愛媛にいながら世界のレベルを知ることができ、競技力向上につながった。愛媛スポーツ界の大恩人」と感謝した。
 06年にサッカー愛媛FCがJリーグ入りする際には、県としてクラブへの出資や県総合運動公園陸上競技場の改修を実現。当時日本サッカー協会事務局長などを務め、愛媛側との橋渡し役だった県サッカー協会の豊島吉博会長(69)は「あのタイミングでなければJリーグ入りは10年は遅れていた。県財政が厳しい中、踏み込んで決断してくれた」と回顧した。
 権名津朗副会長(63)は「愛媛FCの活動報告会や決起集会にはほとんど出席してくれていた。自分が関わったチームに頑張ってほしいという気持ちがあったと思う」としのんだ。
3月21日夜、松山市の国道で道路の舗装工事中に、交通誘導をしていた会社員の男性が、バックしてきた道路作業車にはねられ死亡した。

21日午後9時50分ごろ、松山市余戸東の国道56号で、道路の舗装工事中に交通誘導をしていた松山市勝山町の会社員 盛里國康さん(67)が、バックしてきた道路作業車にはねられた。

盛里さんは、市内の病院に搬送されたが、全身を強く打っていて、およそ1時間後に死亡が確認された。

事故当時、現場では古いアスファルトをはがして補修したり、道路を清掃したりする作業が行われていて、県警によると盛里さんは、道路上で工事車両の誘導を担当していた。
 
新型コロナへの対応について、松山市の野志市長は、臨時休校後の春休み期間中、児童、生徒に対し、外出の自粛を求めないなど一部を緩和する方針を示した。

野志市長は、23日の会見で新型コロナウイルスに対する松山市立の小中学校の春休み期間中の対応について方針を示した。

これまでに松山市では新型コロナの感染者2人を確認しているが、感染が広がっていないことや県の方針を踏まえ、児童・生徒に対して25日まで要請している外出の自粛を26日以降は原則として求めないことにした。

また、部活動についても26日から短時間での実施を認めている他学年やクラスなどを分散すれば春休み期間中も登校できるとしている。
なお、入学式の実施や新学期の再開時期などについては、今後の状況を見極めながら判断するとしている。
23日午前、松山市の住宅密集地で火事があり現場は一時騒然となった。この火事によるけが人は確認されていない。

火事があったのは松山市西垣生町の住宅で、23日午前9時前「二階建ての住宅から出火している」などと近所の住民から消防に通報が相次いだ。

消防車など11台が出動し火はおよそ1時間40分後にほぼ消し止められ、この火事によるけが人は確認されていない。現場は、松山空港からおよそ1.5kmの距離にある住宅密集地で一時騒然とした。
警察と消防は、詳しい火事の原因を調べている。
去年12月、男女間のトラブルを巡る通報を受け駆け付けた松山東警察署の警察官が、妊娠中の女性を制止するため頬を平手で叩いていたことが分かりました。県警はその後「行き過ぎた制止行為だった」と女性に謝罪していました。

県警によりますと去年12月下旬、松山市で男女間のトラブルを巡る通報を受け、松山東警察署地域課の交番勤務の男性巡査部長が現場に駆け付けました。

そして通報した当時妊娠中の30代の女性が大声を出すなど興奮状態だったため、制止しようとして女性の首に手をまわし押さえつけたほか、興奮を鎮めようと頬を平手で1回叩いたということです。

県警は、首を押さえつけたことは制止行為の一環としたものの、平手で叩いたのは「行き過ぎた制止行為だった」として、本人と上司が女性に直接謝罪したということです。