わいせつ等事件簿

土砂崩れが多発するなど西日本豪雨で甚大な被害を受けた愛媛県宇和島市吉田地域で、かんきつ農家が収穫に追われている。急傾斜地に広がる園地では、豪雨で農業用モノレールが破損した農家を手助けしようと、収穫物を運び出す「みかん運搬アルバイター」が汗を流している。
 運搬アルバイターはJAえひめ南が1日から実施しており、派遣先は南予地域果樹産地協議会が認めたJA組合員が対象。賃金に対しては国や県、市の補助金があり、農家は約1割を負担する。収穫など運搬以外の作業は全額農家が支払う。
 アルバイターは同JAが管理、運営する共同宿泊施設「みなみかぜ」や空き家などに滞在していて、5日現在で全国から集まった10人程度が活動している。