わいせつ等事件簿

新居浜市の市制80周年を記念して、愛媛県出身の監督が手がけ、新居浜市で全編ロケが行われた映画が完成し、全国での上映に先立ち、9日夜、地元で先行上映が行われました。

 このほど完成したのは、新居浜市を舞台に製作された映画、「ふたつの昨日と僕の未来」です。
物語は、けがでオリンピック出場の夢を絶たれた主人公の市の職員が、ある日、突然、自分の夢を実現した世界に迷い込み、葛藤をしながら自らの未来を模索するというストーリーで、主人公を俳優の佐野岳さんが演じています。
 作品は、新居浜市の市制80周年を記念して、愛媛県出身の大森研一監督が手がけ、世界有数の銅の産出量を誇った別子銅山などの産業遺構をはじめ全編、新居浜市でロケが行われました。
そして、来月の全国公開に先がけて、9日から愛媛県内で先行上映が始まり、新居浜市内の映画館では9日夜、大森監督と主演の佐野さんによる舞台あいさつが行われました。
 この中で大森監督は、「スタッフや役者だけでなく、地元の多くの人と一緒に作り上げた」と話し、佐野さんは、撮影の際のエピソードを交え「新居浜は空気がきれいで人が温かいです」と笑顔で話していました。
作品は、10日以降も愛媛県内の各地の映画館で上映され、来月22日からは全国で公開されます。