わいせつ等事件簿

鹿児島県警は30日、強制性交の罪で起訴された県警本部留置管理課巡査長の被告の男(28)=鹿児島市=を懲戒免職処分にした。
上別府高宏首席監察官は「信頼回復に全力を尽くす」とコメント。九万田信行監察課長は「処分者はSNS(交流サイト)の安全利用など治安課題の当事者意識が欠如していた。このような事案が起こりにくい環境を整える」とした。  起訴状などによると、勤務外の2月25日、13歳未満と知りながら、SNSで知り合った県内の少女と鹿児島市のホテルで性交したとされる。当時は鹿児島西署留置管理課所属で少女に警察官と伝えていた。10月19日に逮捕され「性交したが、13歳未満と知らなかった」と容疑を否認していた。  監察課によると、調査では警察官の立場を利用し性交に及んだ事実は確認されていない。被告の男は「県民や組織に迷惑をかけ申し訳ない」と話しているという。