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わいせつ等事件簿 | 「地域の宝なのに」離島で母子犠牲 愛媛

「地域の宝なのに」離島で母子犠牲 愛媛

2018/07/09 10:07

「まさかこんなことに……」。同地区に住む女性(67)は絶句した。肱川の増水を知り、自身は7日午前6時半ごろに近くの公民館に着の身着のまま避難。その後、自宅は濁流にのまれ、近所の人たちが犠牲になったことを知った。水が引いて夕方に家に戻ったものの、電気も水道も止まったままだ。
 同地区の子どもたちが通う市立野村小の桃山真二教頭(55)によると、体育館には一時約300人が避難したという。桃山教頭は「生まれてからずっとこの町で暮らすが、川があふれたのは初めて。人が亡くなるなんて」とショックを隠しきれない様子だった。
 西予市は今回、大雨や上流のダムの放流を受けて氾濫の危険性が高まったとして、7日午前5時10分に同地区に対して避難指示を出し、防災無線などで地域住民に避難を呼び掛けて回った。市災害対策本部は「避難指示を出すタイミングなどが適切だったのか今後検証する必要がある」としている。
 宇和島市吉田町でも土砂に埋まり2人が死亡。今治市の伯方島でも女性(49)が生き埋めとなり、死亡が確認された

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