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わいせつ等事件簿 | わいせつ教員 処分過去最多 SNSきっかけ増加

わいせつ教員 処分過去最多 SNSきっかけ増加

2017/12/29 10:23

懲戒免職は57%の129人 悪質性の高い事案が増加
 文部科学省は27日、2016年度にわいせつ行為で処分された公立学校の教職員は226人(前年度比2人増)となり、2年連続で過去最多を更新したと発表した。最も重い懲戒免職は57%の129人(同11人増)で、悪質性の高い事案が増えたことや、わいせつ行為に厳しく対処する教育委員会の姿勢が定着したことが要因という。
 文科省によると、処分理由は「体に触る」が89人(39%)で最も多く、「性交」44人(19%)、「盗撮・のぞき」40人(18%)と続いた。被害者の48%は自校の児童・生徒で、教え子とホテルでみだらな行為をした高校教諭や、女子トイレを盗撮した小学校教諭がいた。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やメールがきっかけとなるケースが増えているという。
 文科省は01年から、各教委に児童・生徒に対するわいせつ行為が発覚した教職員を原則懲戒免職とするよう求めている。兵庫、高知、沖縄の3県を除く44都道府県は児童・生徒にわいせつ行為をした場合、懲戒免職にする処分基準を設けて公表している。
 また、体罰による処分は654人(前年度比67人減)だった。
 一方、精神疾患で休職した公立学校の教職員は4891人(同118人減)と3年連続で減少したが、依然として高止まりとなっている。

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