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わいせつ等事件簿 | 宿泊客激減のホテルが病院に弁当を贈る

宿泊客激減のホテルが病院に弁当を贈る

2021/02/10 07:58

新型コロナウイルスに対応する医療従事者を労おうと、愛媛県松山市のホテルからA4ランクの和牛をふんだんに使った弁当が病院に贈られました。松山市の「道後プリンスホテル」では、先月・今月の宿泊客用におよそ14キロの「宮崎産黒毛和牛」を用意していましたが、予約の激減に伴い、先月中旬からほぼ全ての期間休業を強いられました。肉は冷凍保存されていましたが、これ以上経過すると、品質の低下が懸念されるため、すべてを医療従事者のために使う事にしました。河内広志社長は、その理由について、「コロナが収束すれば、賑わいのある道後温泉を取り戻せると思いますので、医療従事者の方々と共にしっかり頑張っていきたいなと思います」と話しました。9日は朝からホテルの厨房でスタッフが調理を行い、焼いた肉を8枚、ご飯に盛り付けた豪華な「ステーキ弁当」50食分を用意しました。そして、車に積み込まれた弁当は、地域の中核病院で、感染症の指定医療機関でもある県立中央病院に運ばれ、新型コロナの対応にあたる医師らに手渡されました。弁当を手にした医師は、「どうしてもコンビニのお弁当とか、簡単な食事で済ますことが多かったので、久しぶりに立派なご飯が食べられるので、非常に嬉しく思います」と頬を緩ませていました。

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