わいせつ等事件簿

住宅に落書きをしたなどとして、建造物損壊などの罪に問われている男の裁判で、13日、松山地裁は男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、松山市の小学校事務職員吉金謙作被告(42)です。判決によりますと、吉金被告は今年3月から4月にかけ、以前上司だった小学校の校長から勤務態度を巡り指導されたことに腹を立て校長の自宅の壁などにペンキで落書きをしたものです。

松山地裁の高杉昌希裁判官は、精神的ダメージを与えようとした犯行は陰湿で動機に酌量の余地はないものの、示談が成立していて社会で公正する機会を与えるべきとして懲役2年執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。吉金の「吉」は下の棒が長い漢字です。
13日午前、愛媛県今治市のしまなみ海道で、タンクローリーの荷台部分が高架下に落下する事故がありました。タンクローリーを運転していた60代とみられる男性が心肺停止の状態で搬送されています。 消防などによりますと、13日午前10時半ごろ、愛媛県今治市阿方のしまなみ海道で、走行中のタンクローリーの荷台部分が高架下に落下しました。荷台のタンクには醤油などが入っていたとみられ、巻き込まれた人などはいない模様ですが、タンクローリーを運転していた60代とみられる男性が、心肺停止の状態で病院に搬送されています。 この事故の影響でしまなみ海道は、今治ー今治北間の上下線が午前10時45分ごろから通行止めとなっています。
日時 : 令和3年9月8日(水)午後3時ころ
 
状況 : 小学生女児が歩行中、男(40-60歳位、中肉、黒髪坊主頭、上衣黒色半袖パーカー、下衣不明、眼鏡なし、徒歩)からすれ違いざまに「可愛いね。」「名前教えて。」等と声を掛けられたもの。
 
今年夏の高校野球愛媛大会でベスト4に進んだ川之江高校野球部の監督が、部員への体罰や暴言があったとして謹慎1カ月の処分を受けました。

処分を受けたのは川之江高校野球部の50歳の監督です。

学校によりますと、この監督は今年1月に教室で不適切な行動をした野球部員を指導する際、左肩から首元付近をつかんで強く押すなどしました。

また、7月上旬には守備練習中にミスをした複数の部員に対して「ばか」「あほ」などの暴言を浴びせたということです。

8月に複数の部員から報告があり、学校が状況を把握して高野連に報告。

8月5日から1カ月の謹慎処分となりました。

監督は指導から現在外れています。

学校は「監督は深く反省している。生徒の気持ちに寄り添える指導で信頼回復に努めたい」とコメントしています。
6日未明、今治市の大三島で鎌を持った男が住宅に押し入り現金を奪って逃走する事件がありました。

容疑者とみられるのは被害者の親戚の男、2人の間に何があったのでしょうか。

警察などによりますと、事件があったのは6日午前3時15分ごろで、今治市大三島町宗方の住宅に草刈り用の鎌を持った男が窓ガラスを割って押し入り、寝ていた男性を脅しました。

被害者の男性は当時の状況をこう語りました。

被害者の男性:
「懐中電灯をいきなり照らして。(Q.何と言った?)最初は『お前が金を貸してくれんけん。わしは死ぬしかない。殺してやろうか』とかね。鎌2本振り上げて」

冷静に語る被害者。

実は犯人の男は顔もよく知っている親戚の男だったというのです。

被害者の男性:
「『お前も一緒に殺してやろうか』とか言うから『とにかく落ち着きな』『そういうことやめなよ』って対応したんです」

男性はこう諭しましたが収まらず、家にあった現金3万円を渡し、犯人は逃走したということです。

その後、被害にあった男性は様子を見るため、すぐには警察に届けませんでしたが、8日午前1時すぎに再び…。

被害者の男性:
「ガタガタガタガタと音がしてそれで目が覚めた。また来たかと。大声で名前を呼んで『帰れ』と言ったけど、それでもまだ戸を開けようとしている」

今度は男性は窓から逃げ出し、近くの駐在所に駆け込んだということです。

警察は強盗事件として犯人の行方を追っていましたが…。

木元悠吾記者:
「容疑者とみられる男が、今、伯方警察署に連行されました」

警察は逃走していた男の身柄を今治市内で確保し、午後3時ごろ、伯方警察署に任意同行しました。

2度にわたって親戚の家に押し入ろうとした容疑者。

警察は慎重に取り調べをしていて、容疑が固まれば逮捕する方針です。