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学校法人「加計学園」の岡山理科大獣医学部の誘致に成功した愛媛県今治市。その今治市の菅良二市長や同市の職員らが、地方公務員法違反の疑いがあるパーティを開催していたことが「週刊文春」の取材で分かった。
 今治市を巡っては、市教育委員会が市内の小、中、高校に対し、加計学園の獣医学部新設に関する市民説明会への動員を呼びかけていたことが公務員の政治的中立性に抵触しかねないと指摘されてきた。
 今回、問題となっているパーティとは今年1月26日、愛媛県今治市内のホテルで開催された山本順三国家公安委員長(64)の大臣就任祝賀会。山本氏も国会などで、加計学園の獣医学部新設問題への関与が取り沙汰された一人だ。このパーティには地元の有力者約250人が招かれ、フランス料理のフルコースが振る舞われたという。
 ところが、小誌が入手した案内状によれば、祝賀会の<お問合わせ先>は、<今治市総務調整課>。領収書には、参加費1万円を領袖した事務取扱者として課長名の判子が押されていた。
 菅市長は「私が発起人だから職員にやらせてね……。政治活動ではなく大臣の祝賀会です」と回答。市総務調整課は「祝賀会は政治活動ではなく儀礼的なものでございます」「地方公務員法の政治行為の制限に該当するものでもございません」などと回答した。
 一方、大臣はどう答えるか。山本氏を直撃した。
――祝賀会の事務に従事した市職員は地方公務員違反にあたるのでは?
「ちょっとよく分からない。確認してみます。私が主催したわけではなく招待して頂いただけです」
――特定の政治家を、政治的中立性が求められる地方公務員が応援することは問題あるのでは?
「そんなこと全くない! 何が問題あるのかこっちが聞きたいわね」
 元東京地検特捜部検事の郷原信郎弁護士が指摘する。
「本来公務員は政治的中立性が求められ、職務として祝賀会の事務を担った市職員は、政治的行為を制限した地方公務員法に違反することは明らか。命令に逆らえず政治的活動に従事したとすれば、市長のパワハラと言えます。そして国家公安委員長という職務を務める山本大臣も道義的な責任は問われるでしょう」
 警察を管理する国家公安委員長の就任祝いが、違法の疑いのあるパーティーだったことは論議を呼びそうだ。
 2月14日(木)発売の「週刊文春」では、山本氏の大臣祝賀会の様子や、山本氏と加計学園との関係などについて詳報している。