わいせつ等事件簿

がん患者や家族への理解を深めるセミナーが3日、松山市大手町1丁目の愛媛新聞社であり、約130人が講演やパネルディスカッションを通じて新しい治療の知識を学び、支援の在り方を考えた。
 四国がんセンター(松山市)の書籍「がん専門病院からのメッセージ」の出版を記念し、センターと愛媛新聞社、製薬会社のアストラゼネカ(大阪市)が開いた。
 家族や同僚ががんになった場合の支援をテーマにしたパネルディスカッションでは、NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会の松本陽子理事長がコーディネーターを務め、医師やがん経験者4人が登壇。
 センターの青儀健二郎臨床研究推進部長は「治療しながら就業も可能な時代に入ってきている」とし、治療しながら社会復帰し、通常の生活に戻っていくよう支援すると説明。灘野成人患者家族総合支援センター長は、不安や困り事などがあれば、県内の複数の病院にあるがん相談支援センターを利用するよう呼び掛けた。
 お笑い芸人の川島章良さん(はんにゃ)はがんを患った際「周囲に普段通りに接してもらえるのがうれしかった」と説明。治療を経て復職した松山市の会社員三好英理さんは「治療中は孤独を感じることが多い。仕事ができる場があることは、社会から必要とされていることで生きる原動力にもなる」などと語った。
 川島さんや、医師による最新の治療に関する講演もあった。
2日午後10時20分ごろ、愛媛県八幡浜市真網代の海岸で、釣りに来ていた男性が岸壁の消波ブロックに人が挟まっているのを見つけ、八幡浜署に通報した。20~50歳くらいの女性で目立った外傷はなく、署が身元や事件性の有無を調べる。
 署によると、身長約155センチで死後数日が経過しているとみられる。上半身はセーターなどを着ており、下半身は下着だけだった。身元が分かるようなものは所持していなかった。