わいせつ等事件簿

風営法違反(無許可営業)容疑で愛知県警などに摘発された名古屋市中区のショークラブ「バーレスク ティーエス」(バーレスク東京 名古屋店)は、約30人のダンサーを抱え、本格的なダンスや演出で知られていた。人気の一方、過激なパフォーマンスや、ホームページには記載されていない「裏営業」をしていた疑いが、県警の捜査で浮上した。
 店では、客が4000~1万円ほどの席料とは別に、「リオン」と呼ばれる紙幣状のチップを購入。気に入ったダンサーの衣装に挟むなどして渡していた。
 店は、ショー営業に必要な特定遊興飲食店営業の許可を受けていたが、チップに応じて、ダンサーが胸元を露出するなどの過激なパフォーマンスをしており、県警は風俗営業に当たるとして摘発に踏み切った。
 また捜査関係者によると、店はホームページで3部制の営業としているが、盛況時には、深夜1時頃から4部目となる「裏営業」を実施。ダンサーが客のそばに座って、酒をつぐなどの接待をしていたとみられ、メニューには、20万円以上するシャンパンボトルなどもあった。
 県警は、逮捕された経営陣5人のうち名古屋市天白区の男(42)が東海地方で多数の風俗店を展開するグループの実質的な経営トップで、店の売り上げが暴力団の資金源になっていたとみて調べる。
アダルトビデオ(AV)に出演した女性に契約書などを交付しなかったとして、佐賀県警佐賀北署は1日、東京都渋谷区道玄坂2の自称自営業の男(44)をAV出演被害防止・救済法違反容疑で逮捕した。容疑を認めている。同法違反容疑の摘発は県内では初めて。
 発表によると、男は昨年8月25日、県内のホテルで20歳代の女性出演者に対し、契約を締結する際、契約内容を説明せず、同法に基づいた出演契約書を交付しなかった疑い