わいせつ等事件簿

在籍女性200人。ガールズバーの経営者は14年間、無許可で接待を伴う深夜営業を続け、8店舗で47億7000万円を荒稼ぎしていた。
 風俗営業の許可を得ずに女性従業員に男性客を接待させたとして、警視庁保安課は20日までにガールズバーを経営する「Realize」代表の松本利久(45)、グループ会社「Rebulo」代表の青木寛臣(46)両容疑者ら男10人を風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕した。
 松本容疑者は2009年に資本金1000万円で会社を立ち上げ、ガールズバーを始めた。その後、店の従業員だった青木容疑者が独立。別会社をつくり、「Rグループ」として渋谷や恵比寿、中目黒などの繁華街で8店舗を営業していた。
「女性従業員は名札をつけ、バニーガールの衣装やワンピース姿でカウンター越しに接待していた。胸元の開いた露出度の高いデート服やメイド衣装、浴衣、チャイナドレス姿で接待するイベントを開催。チンチロリンなどのゲームやカラオケもある。指名もでき、お目当ての女の子の出勤日と時間は店のホームページで確認できるようになっています。バニーガール姿の女の子が路上に立ち、通行人に声を掛けるなど、客引きをすることもあった。店は朝5時まで営業していて、20分ごとに加算される延長料金で売り上げを伸ばしていたようです」