わいせつ等事件簿

今治市消防団の分団長が団員の出動報酬など、およそ500万円を私的に流用していたことがわかりました。消防の調査に対し、分団長は「借金返済にあてていた」と話していて、全額を返済する意向を示しているということです。

これは、15日、今治市消防本部が会見を開いて明らかにしました。
それによりますと、市内の消防団に所属する60代の分団長は平成29年ごろから団員への出動報酬などに使われる管理金およそ500万円を私的に流用していたということです。
報酬は、これまで分団長が管理する口座に一括して振り込まれたあと、各団員に支払われていましたが、ことし4月以降は、市から直接、振り込まれるようになり、複数の団員が分団長が管理する口座を確認したいと求めたところ、分団長が拒否したということです。
さらに、出動に見合った報酬が振り込まれていなかったことから消防本部が分団長に話を聞いたところ、発覚したということです。
消防の調査に対しこの分団長は借金返済にあてていたと話をしていて、全額を返済する意向を示しているということです。
消防は今後、団員から話を聞くなど調べを進めたうえで分団長の処分を検討しているということです。