愛媛県今治市は3日、「瀬戸内しまなみ海道通行料金の日常的負担に加え、燃料費高騰でさらに厳しい生活を強いられている」として、沿線（大島、伯方島、大三島、関前地域）の各世帯に1万円の燃料クーポン券を配布することを発表した。6月議会に9000万円を盛り込んだ補正予算案を上程する。
　財源は国の「コロナ禍における『原油価格・物価高騰等総合緊急対策』」の地方創生臨時交付金。市は8月初旬にも沿線約8800世帯に生活全般についてのアンケートを郵送し、回答を寄せた全世帯に、ガソリンや軽油、灯油などに使える1万円分の燃料クーポン券を送る。アンケート結果は地域振興政策に役立てる。