わいせつ等事件簿

今治市にある太陽石油の四国事業所が高圧ガスの漏えいなどを通報していなかったなどとして、愛媛県から行政処分を受けました。

愛媛県などによりますと太陽石油四国事業所は、可燃性の高圧ガスなどに数リットルの漏えいがあったにも関わらず、愛媛県に通報していなかったということです。

事業所の外へのガスの流出はなく、健康被害もないということですが、22日に愛媛県から「高圧ガス保安法」違反の行政処分を受けました。

配管設備の取り換え工事などを許可を得ずに行っていたことも指摘されています。

法令違反は社内からの指摘で発覚し、愛媛県の立ち入り調査の結果、同様の法令違反は過去10年間で67件に上るということです。

太陽石油・松浦孝寿常務:
「再発防止策をしっかりと徹底し、二度とこのような法令違反がないように取り組んでまいる所存でございます」

太陽石油は再発防止策を取りまとめ、愛媛県に提出する方針です。
今年5月、四国中央市で警察車両に傷を付けて器物損壊の疑いで逮捕された市の男性職員が罰金10万円の略式命令を受けたことから、市はこの職員を2カ月の減給処分としました。

減給処分となったのは四国中央市福祉部発達支援課の男性係長(59)です。

この係長は今年4月、四国中央市の市営団地で約20台の車が傷付けられた事件で、警戒中の捜査車両に傷を付けた器物損壊の疑いで、5月に現行犯逮捕されていました。

係長は9月15日付で罰金10万円の略式命令を受けましたが、四国中央市は22日付で減給10分の1・2カ月間の懲戒処分としたことを発表しました。

今回の処分について、四国中央市は「二度とこのような不祥事を起こすことのないよう、市民の皆様の信頼を回復できるよう全力で取り組む」とコメントしています。
23日未明、愛媛県松山市内の住宅に男が侵入し、取り押さえようとした住人を刃物で切りつけて逃走しました。警察は逃げた男の行方を追っています。

近隣住民:「それは…ビックリですね。ビックリビックリ。けがしとるみたいなことも聞いたけど、傷害事件なんかゆうたら大事やね」

事件があったのは、愛媛県松山市萩原の木造2階建て住宅で。23日午前3時20分頃、1階にある台所付近に男が侵入しているのを住人の30代の男性が発見しました。

男性は取り押さえようとした際、男は持っていた刃物で男性の両腕や胸などを切り付け逃走しました。男性は軽傷ということです。

警察によりますと、男は30~40歳位で身長は170センチほど。黒色の服を着ていて手に軍手をしていたということです。盗まれたものは確認されていません。

警察は傷害などの疑いで逃げた男の行方を追っています。
愛媛県四国中央市の2つの海岸で、海水の侵入を防ぐ金属製の堤防の扉などが今月中旬に盗まれ、設備を管理する県が警察に被害届を出しています。

愛媛県によりますと四国中央市の藤原海岸では今月16日堤防の間の海水の侵入を防ぐ鋼製のゲート1枚(110万円相当)がなくなっているのを職員が見つけました。現在、土のうで塞いで応急処置をしています。

この2日前、八日市海岸では、堤防のゲートを操作する施設でステンレス製の階段の手すり2つ(計20万円相当)がなくなっているのが見つかりました。

県は警察に盗難の被害届を提出していて、手すりとゲートはボルトやナットが外され盗まれたと見ています。今後パトロールを強化し盗難の防止に努めるとしています。
今年6月に愛媛県今治市で住宅が全焼し、高齢の女性の遺体が見つかった火事で、同居していた50代の三男が放火と殺人の疑いで逮捕です。現場を目撃した家族が当時の状況を証言です。

容疑者の妹:「新聞紙ばらまきよる時に『死ぬんじゃ』とか何とか言よって」

今年6月に愛媛県今治市美保町で住宅2棟が全焼した火事。火元の住宅から森松マサノさん(92)の遺体が見つかりました。しかしこの火事は、放火と殺人の事件だったんです。

逮捕されたのは当時、同居していた今治市大正町の無職森松良和容疑者(58)。警察によりますと森松容疑者は今年6月、自宅に放火し、母親のマサノさんを焼死させた疑いがもたれています。

この事件の現場を目撃していたのが、同じく同居していたマサノさんの娘で森松容疑者の妹。当時の状況を生々しく証言しました。

容疑者の妹:「首を吊って死ぬといって、首を吊って死なずに新聞紙に火をつけ出して、ガスの方に行ったら、そしたら火事になった。お兄さんは台所から火がついて、お母さんの所に行って寝ていました」

森松容疑者と妹は、火事による一酸化炭素中毒のため入院。警察は森松容疑者の退院を待って逮捕しました。