わいせつ等事件簿

西日本豪雨の復旧工事を巡る鬼北町の官製談合事件で、町職員と建設業者の2人が非公表の情報を漏らした見返りなどとして賄賂を受け渡した疑いで、4日に再逮捕されました。

贈収賄の疑いで再逮捕されたのは、鬼北町農林課の係長・窪田慶信容疑者(46)と鬼北町の建設業者・高村英樹容疑者(44)です。

警察の調べによりますと、窪田容疑者は今年1月ごろまでの約1年4カ月の間、西日本豪雨に伴う林道の復旧工事の5件の入札で非公表の価格の情報を漏らした見返りに、高村容疑者からゴルフクラブなど8点を受け取った疑いです。

2人は物品の受け渡しについては認めています。

また、元請けになっていた松山市の建設会社の元取締役・相本剛容疑者(43)は別の4件の指名競争入札も不正に落札した疑いで再逮捕されています。
新居浜市でベトナム人の男性を刃物で襲い、現金を奪った罪などに問われているベトナム人の男の裁判で3日、松山地方裁判所は執行猶予付きの判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、広島県東広島市のベトナム人技能実習生のヴォー・ディン・チン被告(26)です。

チン被告は去年6月仲間3人と共謀し、新居浜市でベトナム人の男性を車で連れ去り、現金22万円やキャッシュカードを奪うなどした強盗致傷や監禁の罪などに問われています。

松山地裁で開かれた3日の判決公判で、高杉昌希裁判長は「チン被告が果たした役割はほう助犯の成立にとどまる」と指摘。

検察が求刑していた懲役7年に対し、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

この事件はベトナム人4人の犯行と見られていますが、チン被告以外の3人は行方が分かっていません。