わいせつ等事件簿

宇和島警察署に勤務する男性警察官が、警察への相談情報を知人に漏らしたとして、6日、松山地方検察庁に書類送検されました。

地方公務員法の守秘義務違反の疑いで書類送検されたのは、宇和島警察署刑事課に勤務していた20代の男性巡査です。

愛媛県警監察官室によりますと、男性巡査は今年3月に20代の知人女性から「知り合いのSNSを不正な手段で閲覧したことがバレた。どうしたらいいか」などと相談を受けました。

男性巡査はその翌日、警察署内の端末で相談記録を閲覧し、被害者から相談を受理していることを知人の女性に漏らしたということです。

男性巡査は「知人を安心させてあげたかった。反省しています」などと話しているということです。

愛媛県警は6日、この男性巡査を書類送検するとともに戒告処分としました。

愛媛県警監察官室は「誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。規律の徹底に取り組み、信頼回復に努めます」とコメントしています。
西日本豪雨の復旧工事を巡る鬼北町の官製談合事件で、町職員と建設業者の2人が非公表の情報を漏らした見返りなどとして賄賂を受け渡した疑いで、4日に再逮捕されました。

贈収賄の疑いで再逮捕されたのは、鬼北町農林課の係長・窪田慶信容疑者(46)と鬼北町の建設業者・高村英樹容疑者(44)です。

警察の調べによりますと、窪田容疑者は今年1月ごろまでの約1年4カ月の間、西日本豪雨に伴う林道の復旧工事の5件の入札で非公表の価格の情報を漏らした見返りに、高村容疑者からゴルフクラブなど8点を受け取った疑いです。

2人は物品の受け渡しについては認めています。

また、元請けになっていた松山市の建設会社の元取締役・相本剛容疑者(43)は別の4件の指名競争入札も不正に落札した疑いで再逮捕されています。
新居浜市でベトナム人の男性を刃物で襲い、現金を奪った罪などに問われているベトナム人の男の裁判で3日、松山地方裁判所は執行猶予付きの判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、広島県東広島市のベトナム人技能実習生のヴォー・ディン・チン被告(26)です。

チン被告は去年6月仲間3人と共謀し、新居浜市でベトナム人の男性を車で連れ去り、現金22万円やキャッシュカードを奪うなどした強盗致傷や監禁の罪などに問われています。

松山地裁で開かれた3日の判決公判で、高杉昌希裁判長は「チン被告が果たした役割はほう助犯の成立にとどまる」と指摘。

検察が求刑していた懲役7年に対し、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

この事件はベトナム人4人の犯行と見られていますが、チン被告以外の3人は行方が分かっていません。
老朽化に伴い新築していた県立新居浜病院(新居浜市本郷3丁目)の新病棟が完成し、2日から診療を始めた。高度医療を担う3次救急医療機関の東予救命救急センターや地域周産期母子医療センターの機能を強化して併設。東予の中核病院として地域医療を支える。  新病棟はこれまで複数階にまたがっていた外来の受け付けと検査、診療を1階に集約した「ワンフロア外来」が特徴。救急搬送された患者を動かさずに検査、診察、治療ができる「ハイブリッド初療室」を県内で始めて導入したほか、新型コロナウイルスなどの感染症対策でウイルスの拡大を防ぐ設備やエリア分けが比較的柔軟にできるフロアを設けた。屋上ヘリポートやエネルギーセンターも併設し、災害拠点病院としての機能も充実させた。