わいせつ等事件簿

瓦やかんきつ、エネルギーなど愛媛県今治市菊間地域の魅力をPRする「かわらぬ愛きくま2019」が13日、同市菊間町池原の緑の広場公園運動場総合体育館と周辺であり、多彩なプログラムで盛り上がった。
今治市教育委員会が設置した、いじめに関する第三者委員会の不十分な調査などにより、不登校が続き、学習権が侵害されたとして、今治市の高校生が市を相手取り、損害賠償を求めている裁判。

松山地裁で15日、第1回口頭弁論が開かれ、市は全面的に争う姿勢を示した。

訴えを起こしているのは、今治市の高校1年の女子生徒だ。
訴えによると女子生徒は、菊間中学校に在学中、嫌がらせなどのいじめを受けてストレス性心身症とうつ病になり、不登校となった。

今治市教委の第三者委員会は、「客観的にいじめはあったが、いじめとストレス心身症との因果関係は不明」などとする調査結果をまとめ、両親に報告していた。

女子生徒側は、不十分な調査によって不登校が続き、学習権が侵害されたとして、今治市に対し100万円の損害賠償を求めている。

15日の第1回口頭弁論で今治市側は、「ストレス性心身症と診断されたことは認めるが、その原因がいじめであることは否認する」などと主張、損害賠償請求の棄却を求め、全面的に争う姿勢を示した。