わいせつ等事件簿

松山城は江戸時代の築城から15日で、417年を迎え、地元の幼稚園児たちが城の誕生を祝いました。
この催しは松山市などが開きました。

地元の幼稚園児60人あまりと松山城の初代城主の加藤嘉明をイメージした城のマスコットキャラクター「よしあきくん」が城のロープウェイ乗り場に集まり、「松山城の誕生会」を開きました。

はじめに園児たちが、「誕生日おめでとうございます。これからも松山を見守ってください」と呼びかけました。
そして、特別に用意されたケーキのろうそくを息を吹きかけて消しました。
松山城は、築城時の姿をとどめ、山の上にあり城から松山市などを一望できることから人気が高まっていて全国の城めぐりの愛好家たちが訪れた数で、去年、姫路城に次いで2位となっています。

参加した6歳の男の子は「松山城と『よしあきくん』の誕生日を祝いました。クラッカーをならすのが楽しかったです」と話していました。
また、6歳の女の子は「ケーキのろうそくを消すのが楽しかったです。『よしあきくん』もかわいかったです」と話していました。
老朽化が進む松山市の観光名所、道後温泉本館で、15日から、開業以来初めてとなる大規模な保存修理の工事が始まりました。

道後温泉本館は、明治27年に建てられた木造3階建ての公衆浴場で、国の重要文化財に指定されていますが、老朽化や耐震化への対策が課題となっていることから、大規模な保存修理の工事に入ることになりました。
初日の15日、本館では、工事の期間中、使われなくなる天目茶わんを置く台などの調度品の片づけや、一部の営業を続けるために必要なトイレを設置するための配管工事などが行われています。

工事はおよそ7年がかりで、木製の板と鉄骨で建物の内部を補強し、瓦のふき替えなどを行う計画で、期間中、1階の一部の浴室の営業は続けられますが、2階と3階の休憩室は使えなくなります。

道後温泉本館の大規模な保存修理工事は開業以来初めてで、松山市は観光客の落ち込みを食い止める対策として、本館の玄関に、不死鳥を題材にした手塚治虫さんの漫画、「火の鳥」のロゴが入った日よけ幕や灯ろうを飾りつけました。
このほか、本館の全景が見える高台に足湯を新たに設けるなど、工事中ならではの魅力を広くアピールすることにしています。

松山市道後温泉事務所の山下勝義主幹は「125年経ち傷みやすいところもあるので、きっちり直したい。工事期間中にしかできない事もしていくので、これからも楽しみに来て欲しいです」と話していました。