わいせつ等事件簿

3日昼前、愛媛県伊予市の国道で患者を搬送していた救急車と乗用車が正面衝突する事故があり、乗用車を運転していた84歳の男性が死亡し、救急車に乗っていた救急隊員ら4人がけがをしました。
警察によりますと3日午前11時45分ごろ、伊予市中山町の国道56号線で、83歳の男性患者を搬送していた救急車と乗用車が正面衝突しました。

この事故で乗用車を運転していた大洲市東大洲の片山章史さん(84)が病院に運ばれましたが、およそ2時間後に死亡しました。

また、救急車に乗っていた男性患者の妻(78)と救急隊員3人の合わせて4人が頭や胸などを打ってけがをしましたが、いずれも意識はあるということです。

警察は消防隊員から話を聞くなどして、事故の詳しい状況や原因を調べています。

現場はJR予讃線の伊予中山駅から南に2キロ余り離れた山あいの片側1車線の道路で、救急車からみてカーブ手前の直線です。
救急車衝突事故で消防本部会見して謝罪
事故を受けて、伊予消防等事務組合消防本部が会見を開き、水口盛文次長は「市民の生命を守る救急隊が市民を死なせ遺憾に思います。亡くなられたかたのご冥福をお祈りするとともに、負傷したかたがたにおわびします」と謝罪しました。

消防本部は事故原因を詳しく調査することにしていて「緊急車両の安全運行に努めたい」と話しています。
えひめ愛顔(えがお)セレクションみかんジュースコンクール2019(県主催)の表彰式が2日、松前町筒井のエミフルMASAKIであった。最高賞のゴールドアワードには「八寿みかんジュース」(杉本果樹園、八幡浜市)と「シングルオリジンエヒメアケハマ13°ポンカンジュース」(JAひがしうわ明浜加工部会、西予市)が選ばれた。
厚生労働省が31日まとめた四国4県の2019年12月の有効求人倍率は前月比0.01ポイント増加し1.56倍だった。香川と徳島が上昇し愛媛と高知が低下。2県が下がったものの人手不足感は依然として強く、4県とも雇用情勢判断を据え置いた。
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香川は0.05ポイント上昇し1.82倍。3カ月ぶりに1.80倍台になった。新規求人が前年同月から11.2%増の9824人となったのが要因。特に大手スーパーの総菜工場新設に伴う求人が製造業で多数提出された。
徳島の有効求人倍率はは1.42倍と、前月から0.02ポイント上昇した。4カ月ぶりに上がった。医療・福祉、学術研究・専門・技術サービス、情報通信などで新規求人が増えるなど、多くの業種での人手不足感は根強い。
高知は0.01ポイント低下の1.26倍。新規求人は製造業が前年同月比20.4%減と大きく減った。愛媛の有効求人倍率は1.63倍で0.02ポイント低下。
おととしの西日本豪雨の際、愛媛県西予市と大洲市でダムの放流のあと川が氾濫し、8人が死亡したことをめぐり、一部の遺族や浸水の被害者が、ダムの操作や情報の周知に問題があったとして、国と2つの市に合わせて8650万円の賠償を求める訴えを松山地方裁判所に起こしました。
おととし7月の西日本豪雨では、愛媛県にある野村ダムとその川下にある鹿野川ダムで雨の量が予測を超えて容量がいっぱいになり、緊急放流が行われましたが、その後、下流の肱川が氾濫し避難勧告や避難指示が出ていた、西予市と大洲市で8人が死亡しました。

このうち、亡くなった夫婦の遺族と浸水の被害者の合わせて8人が、ダムを管理する国と、避難の対応にあたった西予市と大洲市に対して、合わせて8650万円の賠償を求める訴えを松山地方裁判所に起こしました。

原告側は国について、当時の予報などからダムが満杯になることが容易に予想できたのに、事前に放流量を増やして容量を確保しなかった過失があるなどとしています。

また2つの市については、ダムの事務所から伝えられた放流の情報を、適切に住民に伝えることを怠っていたとしています。

ダムがあふれるのを防ぐため流入してくる水と同じ量の水を放水する、緊急放流をめぐって裁判が起こされるのは異例で、国や自治体の対応の是非が法廷で争われることになります。