わいせつ等事件簿

銀行口座を他人に譲り渡した疑いで、ベトナム国籍の25歳の男が6日に逮捕されました。捜査関係者によりますと男は、今年6月新居浜市で発生した強盗傷害事件に関与しているとみられ、警察が捜査を進めています。 犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍で広島県東広島市に住む会社員・ヴォー・ディン・チン容疑者(25)です。 警察の調べによりますとヴォー容疑者は今年5月下旬、銀行のキャッシュカードなどを他人に譲り渡した疑いがもたれています。警察は認否を明らかにしていません。 捜査関係者によりますと、ヴォー容疑者は新居浜市でベトナム人男性が複数の男らに襲われた強盗傷害事件に関与しているとみられ、警察が捜査を進めています。
「高校野球愛媛大会・準々決勝、松山聖陵10-1今治西(7回コールド)」(6日、西条)   五回2死三塁、今治西の越智崚介投手(3年)が投じたインコースのストレート。松山聖陵の2番・鎌倉昇磨内野手(3年)が振り抜くと、ライナー性の打球は一塁方向へ飛び、同時にバットも吹っ飛んだ。すっぽ抜けたのではない。鎌倉の手元にはグリップの一部が残っていた。金属バットが折れた。見たことのない光景に球場はざわついた。  折れたバットは試合用で、使い込まれたものではなく、使用して半年ほどだという。バットを折られた鎌倉は「結構しっかりと捉えたと思ったので…」と、言葉を失った。折れたバットは審判部が持ち帰り、メーカーへ調査を依頼するという。  まさかの光景をつくりだした越智だが「折ったことには特に何も思わない。気持ちを込めて投げるだけでした」と、冷静に語った。松山聖陵の強力打線を前に「開き直って、思い切って攻めよう」と、果敢にインコースを攻め、五回まで無失点に抑えたが、六回に4安打を浴び、失策も絡んで5失点で降板。試合後は「このメンバーだからここまでやってこられた。みんなにありがとう、と言いたい」と、真っ赤な目でチームメートへの感謝を口にした。
今治市と西条市の飲食店などで食中毒が発生し、県の保健所はこれらの店を4日から2日間の営業停止処分にしました。 県によりますと今治市の飲食店「焼き鳥パーク」で先月22日、会食をした5人が下痢や発熱などの症状を訴えました。保健所は患者から「カンピロバクター」という細菌が検出されたことなどから、この店の食事が原因の食中毒と断定。店を4日から2日間の営業停止処分にしました。 患者は「レア肝」などカンピロバクターが付着しやすい生ものを食べていて、県は生ものには十分注意するよう呼びかけています。 また西条市では今月1日、弁当製造販売「ままや」が調理した三色そぼろ弁当を食べた4人が下痢や嘔吐などを訴え、保健所は食中毒と断定。この店を4日から2日間の営業停止処分としています。
松山市三浜浜港で7月26日、「悪疫退散サプライズ花火」が打ち合げられ、市内の写真家が三津浜港に上がる花火を撮影した。
 三津浜での打ち上げは、全国163の花火業者が企画した「Cheer up! 花火」の一環。「打ち上げ花火で悪疫退散を祈願し、花火を見上げて笑顔になってもらいたい、希望と元気を届けたい」と企画されたイベントで、費用は打ち上げた花火業者が全額を負担している。

 大勢の見物客が集まることを避けるため、打ち上げ場所を非公開として6月1日に全国一斉打ち上げ。愛媛県では日時場所とも非公開で、別日程での打ち上げを予定していた。
 三津浜での打ち上げを行ったカネコ(宇和島市伊吹町)は1884(明治17)年創業。例年、松山まつり三津浜花火大会をはじめ、北条、堀江などの夏祭りで花火の打ち上げを行っており、国内シェア80%を占めるクラッカーメーカーとしても知られている。
 カネコ花火部の村田孝一さんは「花火大会の起源は悪疫退散祈願ともいわれている。今年は感染拡大防止のため、全国の花火大会が中止になってしまったが、このままじっと待っているだけではいけないんじゃないか、という気持ちがあり『Cheer up! 花火』の趣旨に賛同して参加を決めた」と話す。
 「6月1日の全国一斉打ち上げは、タイトなスケジュールだったため日程を合わせることができず、独自で打ち上げ場所の選定や届け出などを行い、7月26日、『悪疫退散三津浜サプライズ花火』を打ち上げた」と村田さん。
 打ち上げたのは、直径6センチの2号玉50発と7.5センチの2.5号玉15発の合計65発。場所が公表されて見物客が多く集まると感染リスクが高まるため、消防局への許可申請無しで打ち上げられる上限の玉数とサイズを組み合わせ、約3分間の花火大会を演出した。
 当日、花火を撮影した松山市在住の写真家高橋浩さんは、6月1日の「Cheer up! 花火」開催知ったものの打ち上げ場所が非公開のため、限定公開されている安全関連情報を毎日チェックし続けて、7月26日20時三津浜港での打ち上げを知り、撮影に出掛けたという。
 高橋さんは「花火の打ち上げ自体は約3分間で、高さも100メートルほど。普段見慣れた豪快な花火に比べると少し物足りない感じもしたが、コロナ禍で暗いムードが続く中、花火が希望の明かりをともしてくれたと感じた。生涯忘れない花火になると思う」と話す。
 「花火大会の中止などで経済的にも大変な状況の中、このような機会を演出してくれた花火業者のカネコさんには、感謝の気持ちでいっぱい。コロナ禍が収束した際には、お祝いの花火を見られればうれしい」とも。
 村田さんは「業界全体が厳しい状況の中、全費用を負担しての開催は他社も大変だったと思うが、『Cheer up! 花火』を機に新規の依頼を受けた業者などもあると聞いている。花火で世の中を明るくしたいし、少しでも明るい気持ちになってほしい。事前告知ができず、多くの人に見てもらうことが難しプロジェクトだった。SNSなどを通じて多くの方に楽しんでもらえれば」とイベントを振り返る。
古里の絶景楽しむ映像旅行を自宅で―。愛媛県今治市民に地元の魅力を再発見してもらおうと、市が観光PR動画を制作し、動画投稿サイト・ユーチューブの市公式チャンネルで配信している。「ステイ・イマバリ 10分間の旅!」のタイトルで、景勝地の映像を織り交ぜて歴史や文化を紹介。市は新型コロナウイルス収束後の観光需要回復への効果を期待している。