わいせつ等事件簿

デリバリーヘルスの営業を仮装して売春させる「援交デリヘル」を組織したとして男女6人が逮捕された売春防止法違反事件で、仙台中央署が、別の女性にも売春させていた同法違反の疑いで、仙台市宮城野区元寺小路、売春組織経営者久光良一容疑者(41)ら数人を再逮捕する方針を固めたことが4日、分かった。5日にも再逮捕する。
 捜査関係者によると、久光容疑者らは共謀して昨年2月ごろ、福島県の女性に因縁をつけて困惑させ、出会い系サイトの投稿を見た男性を相手に2万円を対価に仙台市内で性的行為をさせ、売上金を渡すよう要求した疑いが持たれている。
 女性はその後、被害に遭ったことを県警に相談し、同組織の存在が判明する端緒となった。組織は出会い系サイト「ハッピーメール」などで客を募り、他にも複数の女性に売春させていたとみられる。
勤務先の小学校などで女子児童らの裸を盗撮したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪に問われた北海道江差町立小学校の教諭、志村優樹被告(32)は5日、函館地裁(橋本健裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。
 検察側は冒頭陳述で「女児の裸に興味を抱き、遅くとも平成23年ごろから、勤務する小学校で着替えを盗撮するなどしていた」と指摘した。
 起訴状などによると、志村被告は28年4月~29年7月、江差町立小学校の保健室で内科検診を受けていた女児らを2度盗撮した他、同町の自宅で入浴中の女児を屋外から盗撮したとしている。学校内では、腕時計型やペン型のカメラを机の上に置き、動画で撮影する手口だったとみられる。
少女をホテルに派遣して客とわいせつな行為をさせたとして、神奈川県警少年捜査課は児童福祉法違反(淫行させる行為)容疑で、神奈川県大和市中央の会社員、益田忠長容疑者(35)と川崎市川崎区小川町の風俗店経営、尾崎元英容疑者(38)ら男3人を逮捕した。益田容疑者と尾崎容疑者は容疑を否認。残る1人は容疑を認めている。
 逮捕容疑は、平成28年12月28日午後11時ごろから同29日午後9時ごろまでの間、2回にわたって横浜市中区内のホテルに神奈川県伊勢原市の無職少女=当時(17)=を派遣し、客の男性会社員=同(21)=とわいせつな行為をさせたとしている。
 同課によると、益田容疑者らは客が待つホテルなどに女性らを派遣し、客にわいせつ行為をさせるデリバリーヘルス(派遣型風俗店)を運営していたという。
東京・歌舞伎町で「アイドルの卵などを扱っています」などと大学生の男性に声を掛け、現金約70万円をだまし取ったとして、風俗店の客引きの男2人が逮捕されました。
 沢田石龍二容疑者(29)と野村祥容疑者(30)は去年8月、新宿区歌舞伎町の路上で当時23歳の大学生の男性に「AV女優や女優の卵をたくさん扱っています。ただ、遊ぶには保証金が必要です」などと声を掛け、現金約70万円をだまし取った疑いが持たれています。警視庁によりますと、沢田石容疑者らは、男性から代金としてまず8万円を受け取った後、「アイドルの卵は未成年なので、親への保証料が必要」などと嘘を言って、さらに60万円をコンビニ店のATMで下ろさせてだまし取っていたということです。取り調べに対し、2人は容疑を否認しています。同様の手口による被害はおととし以降、50件以上、確認されていて、警視庁は関連を調べています。
東京・新宿、歌舞伎町のわいせつDVD店が摘発され、無職の男2人が警視庁に逮捕されました。
 逮捕されたのは、新宿区に住む無職の水上奈衣人容疑者(40)ら2人で、25日、歌舞伎町のビルの一室で、わいせつDVDおよそ5200枚を販売する目的で所持したなどの疑いが持たれています。
 水上容疑者は、自ら客引きをした人以外の入店を禁じたり、常に店の鍵をかけたりして、摘発対策をしていたということです。この店からは、2万枚を超えるわいせつDVDが押収されていて、月におよそ200万円の売り上げがあったということです。