わいせつ等事件簿

症状が出た以上、速やかに運転を中止しなければならず、過失は軽いとはいえない」。愛媛県今治市の国道で2017年4月、花粉症のくしゃみなどの症状で追突事故を起こし、3人を死傷させた50代の男性に松山地裁今治支部は18年2月、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。
 男性は花粉症の薬を服用していたが、運転中に目のかゆみや連続するくしゃみなどの症状が激化。前方不注意のまま対向車線にはみ出し、軽乗用車と正面衝突した。
4日午前7時半ごろ、松山市久保田町の住宅街の民家で生態系を乱す恐れがある「特定外来生物」のアライグマが目撃された。夕方にも近くで目撃されたがまだ捕獲されておらず、アライグマは鋭い歯を持ち、凶暴で狂犬病にかかっていることもあるため、市は目撃しても近づかないよう呼びかけている。
 市によると、住民の女性が目撃し知人を介して市に連絡。県立衛生環境研究所生物多様性センターが女性の撮影した写真を環境省に送り、アライグマと確認した。民家1階の屋根から2階の窓をのぞき込んでいたといい、女性が撮影すると逃げ出したという。同センターは捕獲のため、民家と隣家に箱わな(縦81センチ、横26センチ、高さ31センチ)計2個を設置した。
四国地方整備局は、2018年度予算概要を公表した。直轄事業費は前年度比3.4%増の1387億9400万円、補助等が4.1%増の1890億2400万円で、総額は3.8%増の3278億1800万円となった。南海トラフ巨大地震や津波、豪雨・渇水などの安全・安心対策、インフラ老朽化に対応した適切な維持管理・更新などに重点を置く。
 直轄の内訳は治水が422億6800万円、道路が842億9800万円、港湾整備が80億4800万円などとなっている。
 直轄の新規事業は、道路で一般国道33号松山外環状道路インター東線(松山市)に着手、測量や設計を行う。さらに、継続事業では、一般国道33号の東石井地区・天山地区電線共同溝整備(同)にPFIを導入し、18年度は調査・設計を進める。
 主な開通・完成事業では、ダムの一般国道鹿野川ダム改造事業(愛媛県大洲市)、道路の一般国道11号大内白鳥バイパス(東かがわ市西村~松崎)、営繕の阿南税務署(徳島県阿南市)、港湾の東予港中央地区複合一貫輸送ターミナル岸壁・水深7.5m(愛媛県西条市)などがある。
 道路の事業化に向けた調査では、阿南安芸自動車道牟岐~野根(徳島県・高知県)で、都市計画・環境アセスメントを進めるための調査を行うほか、四国横断自動車宿毛~内海(愛媛県・高知県)、阿南安芸自動車道野根~安倉(高知県)、同奈半利~安芸(同)で、概略ルート・構造の検討(計画段階評価を進めるための調査)を行う。
2日午後2時35分頃、東京都江東区有明の多目的ふ頭に接岸中の帆船「日本丸」で、マスト付近の網で昇降訓練をしていた国立波方海上技術短大(愛媛県今治市)の男子実習生(19)が、高さ約10メートル付近から甲板に転落した。
愛媛県自転車新文化推進課は、「四国一周チャレンジ1000キロプロジェクト」など四国一周サイクリングをPRするキャラバンカーを導入した。車体には、道路上でサイクリングコースを示すブルーラインにちなんで青色のラインや、四国地図をあしらったデザインを施し、県のイメージアップキャラクター「みきゃん」のサイクリング姿や「四国一周」のロゴ、キャッチフレーズも配した。車内には自転車5台を積載できる。
 県内各地のサイクルイベントに出向いたり、近隣県を中心にキャラバン活動を行ったりし、四国一周サイクリングのサポートができるよう工具や空気入れ、飲み物などの収納庫の搭載も検討する。
 同プロジェクトは、サイクリングで四国を活性化しようと、県などが昨年11月から実施。インターネットで会員登録を行い、全長約1000kmのサイクリングコースを完走すると認定証や記念メダルが交付される。