わいせつ等事件簿

コンビニエンスストア業界2位のファミリーマートは8月末までに、国内の全約1万7千店で成人向け雑誌の販売を原則として中止する。親会社のユニー・ファミリーマートホールディングスが22日発表した。大手コンビニが相次いで中止を打ち出しており、足並みをそろえた。
セブンとローソン、成人誌の販売中止へ 8月末までに
 女性や子どもが来店しやすいようにするほか、2020年の東京五輪・パラリンピックや25年の大阪万博を前に訪日外国人客が増えていることに配慮する。すでに直営店を含む国内約2千店(全店舗の1割強)では成人誌を取り扱っていないが、取り組みを拡大する。
 21日には2万店超を展開するセブン―イレブン・ジャパンと、約1万5千店のローソンが、相次いで成人誌の販売を中止する方針を明らかにした。ファミリーマートも中止を決め、国内のほとんどのコンビニの店頭から成人誌が消えることになりそうだ。
21日午前2時ごろ、松山市一番町4丁目の愛媛県庁本館の玄関前で「人が倒れている」と県庁の警備員から110番通報があった。県警によると、拳銃のようなものを手にした男性が傷を負って倒れており、病院に搬送された。命に別条はないという。捜査関係者によると、男性は70代の元暴力団組員で、自殺を図った可能性が高いとみて調べている。
 松山東署によると、警備員が直前に複数回にわたって破裂音を聞き、敷地内を見回ったところ、男性が正面玄関前の車寄せ付近に倒れていた。
 捜査関係者によると、拳銃によるとみられる外傷が胸などに複数あった。男性が組員だった暴力団は県内に拠点を置いて活動していたが、今は解散しているという。県警は男性の容体が回復し次第、事情を聴く。
 正面玄関付近はこの日、規制線が張られて立ち入り禁止となった。現場は近くに松山市役所や小学校、オフィスなどがあり、夜は人通りが少ない。県によると、深夜や未明は庁舎に入れないが、敷地内には出入りできる。県と男性とのトラブルなどは確認できていないという。
漁網や漁船のスクリューに絡みつく海の厄介者とされる海藻「アカモク」を健康食品に活用しようと、愛媛大学農学部の学生らと朝日共販(愛媛県伊方町)が共同で商品化に取り組み18日、完成した佃煮などを発表した。
 アカモクはホンダワラ科の海藻で日本の沿岸に広く分布している。1年生で、秋から冬にかけ4~7メートルにのびる。東北地方などごく一部では食用とされる例はあるが、瀬戸内海や宇和海では厄介者。一方で、海藻のねばねば成分として知られる食物繊維の一種「フコイダン」「フコキサンチン」が豊富に含まれ、血糖値や血中コレステロールを抑えるほか、抗アレルギー効果、抗酸化作用なども報告されている。
 さらに、愛媛大農学部の菅原卓也教授はアカモクに含まれる「クロロフィルc2」に、花粉症やアレルギー性皮膚炎の症状を緩和する効果があることを新たに確認。学生らとともに、主にしらすを販売している朝日共販と共同でアカモクを使った商品開発に着手した。
 学生17人が約半年間、試食やアンケート調査に協力し、消費者の嗜好を調べた。何度も改善を加え、昨年12月に、ふりかけ、ドレッシング、佃煮、食べるラー油の販売にこぎ着けた。同町の道の駅などで500~600円で販売中。今後は松山空港やイオンなどでも販売する予定。
 菅原教授は「効果が高まれば、生活習慣病対策として機能性食品の開発につなげたい」と話した。昨年、原料となるアカモク250トンを採取して確保した朝日共販の福島大朝社長は「伊方町は10年後は人口が半減する。しらすだけでなく、佐田岬をアカモクの産地に」と地域活性化に期待を寄せている。
愛媛県は18日、四国電力伊方原発(同県伊方町)で同日午前にクレーン付きトラックの横転事故があったのに、県への報告が約3時間後と遅かったとして四国電に抗議した。
 四国電によると、事故は18日午前8時に発生。原発敷地の屋外で、トラックの荷台からクレーンで鉄筋を降ろす作業中にトラックが横転。車外に作業員が3人いたが、けがはなかった。原発への影響もないという。四国電は事故原因を調べている。
 県によると、作業していた協力会社は、発生の約20分後に四国電に報告したが、四国電が県に報告したのは発生から約3時間後の午前10時54分だった。