わいせつ等事件簿

日本フットボールリーグのFC今治のJ3昇格を祝って、西条まつり(愛媛県西条市)で飯積神社に奉納する野口太鼓台が24日、今治市の「ありがとうサービス.夢スタジアム」前で、かき上げと差し上げを披露した。160人以上のかき手が掛け声とともに太鼓台を頭上に高く掲げると、観衆から歓声が上がった。
 吹揚神社(今治市)のみこしを担ぐ「今壱会」と野口太鼓台の間で以前から交流があり、J3昇格を決めたFC今治を盛り上げようと実現した。野口太鼓台は23、24の両日、今治市内を巡行。同太鼓台の150年余りの歴史の中で、地元を離れて巡行するのは初めてという。
 太鼓台には「祝J3昇格おめでとう!」と垂れ幕が掲げられた。夢スタ前ではFC今治の岡田武史オーナーも太鼓台の上に乗った。岡田氏は「東予全体をホームとして考えており、FC今治としてもいろんな交流をしていきたい」とあいさつ。野口太鼓台総代の戸田浩史さん(75)は「広域で交流をしていく一つの懸け橋となる意義があったと思う」と話した。
ライブハウスがなかった愛媛県西条市に新たな音楽拠点が誕生する。中心商店街の一つ、大町の銀座街。24日、ライブハウス「銀座ライト」が開業する。オーナーはバンドマンでもある銀座街の商店主越智将文さん(65)。「西条でバンド活動できる場所がほしい」「商店街のにぎわいをつくりたい」という自身の二つの課題を乗り越えようと、空き店舗を改装し「にぎわいの光を放つ場所にしたい」と張り切っている。
県は20日、第46週(11~17日)の県内インフルエンザ流行状況を公表した。県内61定点医療機関からの患者報告数は計63人で、1定点の平均人数は1・0人(前週比0・1人増)。県内7保健所管内別の平均では、0・3人減の西条が4・1人で、前週に続き最多だった。
 ほかの保健所は今治1・0人(0・2人増)、松山市0・6人(0・4人増)、八幡浜0・3人(0・3人増)など。学級閉鎖など集団発生の報告はなかった。
 迅速検査の結果、第46週に型別が判明した症例の94・3%がA型で、5・7%がB型。県は、外出後の手洗いや早めの受診などを呼び掛けている。
サッカーJ3に来季昇格予定のFC今治新スタジアム整備で市有地無償貸与の方針を示している愛媛県今治市は15日、市議会スポーツ振興特別委員会で、岡田武史オーナーを代表取締役に1日設立した新会社を建設運営主体とする整備計画案を提示した。市営スポーツパーク(高橋ふれあいの丘)の市有地5万7373平方メートルで2020年10月ごろ着工、J1、J2の基準を満たす1万5000席や照明を備えた施設を整備し、22年1月ごろの完成を目指す。
 新会社はFC今治運営会社「今治.夢スポーツ」の全額出資による「今治.夢ビレッジ」。計画案によると、新スタジアムは現在のチーム拠点ありがとうサービス.夢スタジアムの東の駐車場などに使われている市有地に整備する。建設費は30億~45億円で、地元企業など数十社出資の8億~11億円と金融機関などからの借入金22億~34億円を充てる。市有地の貸与期間は30年。
 菅良二市長は「次のステップを踏み出さねばならず、にぎわい拠点創出に向け建設の方向性を早期に示してほしい」と要望。一方、委員から「今治の人口規模でサッカービジネスが成り立つのか」「市陸上競技協会が求める陸上競技場整備も並行して議論する約束が置いてけぼりではないか」との疑問や不満の声も出て、菅市長は「並行して着実に方向性を見いだしたい」と述べた。