わいせつ等事件簿

愛媛県が「まじめ」な県民性を強調するPR動画を公開したところ、内容の一部が「ふまじめだ」とお叱りを受ける騒ぎになっている。地方自治体の自虐PR動画がトレンド化しつつあるが、何が落とし穴だったのか。
 PR動画は、愛媛のセールスポイントを探る県庁内の会議を舞台としたドラマ仕立ての内容。1人の職員が「まじめな県民性が魅力」と提案し、その根拠として「自転車乗車時のヘルメット着用率の高さ」や「ボランティアに取り組む時間が全国1位」が挙げられた。
 批判を集めたのは、「介護看護をしている時間」と「彼氏がいない独身女性の多さ」がいずれも全国1位という部分で、ネットでは「行政に頼れないから自分で(介護を)やるしかないということでは」「彼氏がいるのはふまじめ?」といった声が寄せられた。
 3日の県議会一般質問でも、武井多佳子議員(ネットワーク市民の窓)が、「彼氏の有無や介護・看護時間を長さをまじめな県民性と結びつけるのは問題ではないか」と動画の配信中止検討を求めた。
 動画を企画した県プロモーション戦略室の担当者は、介護時間の長さや彼氏がいない独身女性の多さについて、「まじめにつながる慎み深さと、人を思いやる優しい気持ちを表している」と説明、配信を中止する予定はないと明らかにした。
愛媛県西条市は9日、市社会福祉協議会のボランティアセンター運営事業への補助金や、教育委員会の物品購入費など計23件542万152円の支払いを遅延していたと発表した。伝票の紛失や担当者の失念が原因としており、支払いは最長で約7カ月も滞っていた。玉井敏久市長は同日の市議会本会議で「痛恨の極み。再発防止と信頼回復に努める」と陳謝した。
お笑いコンビ「とんねるず」の木梨憲武さんの個展「木梨憲武展Timing-瞬間の光-」が7日、愛媛県新居浜市坂井町2丁目のあかがねミュージアムで開幕した。2020年1月19日まで。開幕式で、テープカットした木梨さんは「元気で明るい気分になれるような作品を楽しんでほしい」とあいさつした。
自民党愛媛県連は6日、県議会議事堂で、現職の山本公一元環境相が不出馬を表明している次期衆院選愛媛4区の候補者選考委員会を開き、公募を実施すると決めた。自薦・他薦で受け付け、締め切りは18日。20日にも、衆院選前に党本部に公認申請することになる選挙区支部長候補を県連として決定する。
農林水産省消費・安全局動物衛生課は11月28日、愛媛県で採取された野鳥の糞便から低病原性の鳥インフルエンザウイルス(H7N7亜型)が検出されたと環境省から連絡があり、各都道府県や関係団体に防疫対策の再徹底を通知した。
野鳥の糞便からの同ウイルス検出は今シーズン初めて。農水省では各都道府県に、同ウイルスの侵入防止対策と異常家きんの早期発見・通報などを家きん農場に再徹底するとともに、発生時の迅速で円滑な初動対応や必要な人員の確保、防疫資材の備蓄状況と調達先などの確認を要請した。