わいせつ等事件簿

岡ちゃんがJに帰ってくる! サッカー元日本代表監督の岡田武史氏(63)がオーナーを務めるFC今治が来季のJ3昇格(Jリーグ入会)を決めた。
FC今治がFCマルヤス岡崎に勝ち、5位ホンダロックと6位ヴィアティン三重が引き分け以下に終われば、昇格の成績要件となる年間4位以内、かつ百年構想クラブの上位2クラブ以内が確定。その条件下、今治は前半に元日本代表MF橋本英郎が先制したゴールを守り切って1-0。ホンダロックと三重が引き分けたため、本拠ありがとうサービス.夢スタジアムで地元ファンと歓喜を分かち合えた。
5年かかった。想定より「1年、多かった」と思い通りにはいかなかったが、コーチ10人+スタッフ6人で始めたクラブは現在55人まで拡大した。10年W杯南アフリカ大会で日本を16強に導いた男は、指導者の時は「いつでも辞めてやる」覚悟だったが、今は「全社員の家族を食わせる義務がある。絶対に投げ出せない」。限られた予算の中で勝負の今季は補強にも力を入れた。元日本代表DFの駒野やこの日「昇格弾」の橋本らを、その「本気度」で口説いて集め、夢に巻き込んだ。
今後はJリーグ理事会の承認をへてJ3昇格が正式決定する。22年にはJ2基準を満たした新スタジアムを今治市内に建設するプランも進行させている。J1優勝と日本代表選手の輩出-。しがらみある既存クラブではなく、あえて地方で一からスタートした。横浜監督時代のJ1で2連覇するなど思い入れあるJリーグ。来季、ついに岡田武史が舞い戻る。
愛媛県の西条市西条西部地域交流センター(同市氷見西新開)の浴室で2018年4月に入浴中の高齢男性2人が死亡した事故を巡り、遺族3人が6日までに、事故は湯が高温になりすぎないための対策を市が怠ったのが原因として、市に慰謝料など計約5281万円の損害賠償を求め松山地裁西条支部に提訴した。6日の第1回口頭弁論で市側は請求棄却を求めた。
広島県尾道市から愛媛県今治市までの島々を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」(全長約60キロ)のサイクリングロード。景色が美しいことから海外でも知られるこの道で9月、大量の画びょうが落ちているのが見つかった。針が上を向くように粘着剤で路面に張り付けられたものもあり、自転車30台以上がパンクした。両県警は故意にばらまかれたとみて、器物損壊や道交法違反の疑いで捜査をしているが、有力な手がかりは見つかっていない。
 サイクリングロードの一部を管理する愛媛県今治土木事務所によると、9月18日、今治市が沿道に開設した宿泊施設「サンライズ糸山」などに、サイクリストから「画びょうが落ちていて自転車がパンクした」といった連絡が相次いだ。
 同事務所が確認すると、来島(くるしま)海峡大橋▽伯方(はかた)・大島大橋▽大三島(おおみしま)橋――の路上5カ所で計100個以上の画びょうが見つかった。中には50個超が落ちていた場所もあった。拾い集めたサイクリストもおり、もっと多くの画びょうがまかれたとみられる。
 愛媛県側では9月下旬までに、パンクしたり、タイヤに画びょうが刺さったりした自転車が36台確認された。広島県側では、生口(いくち)橋の両端の路上で約40個が見つかり、自転車3台がパンクした。修理した今治市の自転車専門店は「1本のタイヤに複数の画びょうが刺さっており、異常だった」と話す。
 今治市が貸し出す自転車も被害に遭っており、市は5台分の被害届を愛媛県警に提出。今治土木事務所も管理業務を妨害されたとして被害届を出した。ただ、周辺には防犯カメラがなく、画びょうがばらまかれた様子を見たという情報もないという。同事務所の担当者は「悪質な嫌がらせやいたずらは絶対にやめてほしい」と呼びかけている。
県は6日、第44週(10月28日~11月3日)の県内インフルエンザ流行状況を公表した。県内61定点医療機関からの患者報告数は計57人で、1定点の平均人数は0・9人(前週比0・4人増)。県内7保健所管内別の平均では、1・9人増の西条が3・4人で、前週に続き最多だった。
 ほかの保健所は松山市0・9人(0・5人増)、四国中央0・4人(0・4人増)、今治0・4人(0・1人増)など。今治市の中学校1校で学年閉鎖があった。
 迅速検査の結果、第44週に型別が判明した症例の97・8%がA型、2・2%がB型。県は、外出後の手洗いや早めの受診などを呼び掛けている。