わいせつ等事件簿

愛媛県今治市の公立小学校を卒業した40代の女性が、「小学生のとき男性教員から性被害を受けた」として、市の教育委員会に調査や処分を求めていることが分かりました。教育委員会は「男性教員に聞き取りをしたが性被害は確認されなかった」としていますが、専門家は「第三者を交えた詳細な調査が必要だ」と指摘しています。

性被害を訴えているのは、愛媛県今治市の公立小学校を卒業した40代の女性です。
女性によりますと、小学5年生と6年生のとき、担任だった男性教員からスカートに手を入れられて体を触られたり、耳をなめられたりする性被害を繰り返し受けたということです。
卒業後、女性は突然、パニックになったり動悸が激しくなったりして日常生活に支障をきたし始め、20代のとき、ストレス性の心身症と診断されたということです。
長年、被害を打ち明けることができませんでしたが、ことし6月、今治市教育委員会に申し出て、現役を続けている男性教員の調査や処分を求めました。
これを受けて今治市教育委員会は女性に対し、「男性教員に聞き取りをしたが記憶にないと話していて、性被害は確認されなかった」などと説明したということです。

学校での性被害について児童生徒などから訴えがあった場合、医師や弁護士など専門家を交えた調査がおととし、法律で義務化された一方、卒業生についての調査は各教育委員会に委ねられています。
NHKの取材に対し今治市教育委員会は、「個人情報なので調査の手法や結果は答えられないが、丁寧に対応してきた」と話しています。
学校現場の性被害に詳しい、「スクール・セクシュアルハラスメント防止・全国ネットワーク」の亀井明子代表は「幼少期の性被害を何十年もたって相談するケースは珍しくない。性被害への認識が十分でない学校や教育委員会もあるため、卒業生からの訴えであっても第三者など専門家を交えた詳細な調査が必要だ」と指摘しています。
12月19日、石油元売り最大手「ENEOSホールディングス」は19日、斉藤猛社長の解任を発表した。斉藤社長は社内の懇親会で酒に酔い、同席した女性にセクハラをしたのだという。  注目を集めたのは、先代、杉森務会長もまた同様の問題を理由に辞任していたこと、そしてその謝罪会見の場で頭を下げていたのが斉藤社長だったということである。  もっとも、悪質度で言えば、先代のほうが酷かったかもしれない。その行状は、セクハラという生易しいものではなかった。しかも同社は当初、そのトラブル自体を公表せず、杉森会長の辞任のみが発表されていたのだ。  被害者女性に骨折させ、深刻なトラウマを抱えさせていた「最初の性加害事件」とは何だったのか。当時の「週刊新潮」2022年9月29日号記事をもとに見てみよう(以下は、同記事を再構成したものです)
辞任理由は「性加害」
 杉森務氏が、突如として辞任を表明したのは2022年8月12日のこと。この日の取締役会で、自ら辞意を伝えて了承を得たというが、彼は6月の株主総会で再任されたばかりだった。
航空自衛隊美保基地は、20日、脅迫やリベンジポルノ、ストーカー行為を行った隊員と、同僚隊員を暴行した隊員を懲戒処分したと発表しました。 懲戒処分を受けたのは、航空自衛隊美保基地 第3輸送航空隊基地業務群施設隊の男性空士長(20代)と男性2等空曹(40代)です。 航空自衛隊美保基地によりますと、空士長(20代)は、2023年5月頃、部外女性に対し、SNSを通じて脅迫するメッセージを送信するとともに、8月4日、不特定多数が閲覧可能な状態でSNS上にその女性の性的な画像を投稿したということです。 脅迫の容疑で逮捕されたのち、リベンジポルノ防止法違反の容疑で再逮捕。その後、釈放前に接近禁止命令が出ていたにも関わらず、釈放後に女性に複数回電話したとして、ストーカー規制法違反の容疑で再逮捕され、20日付けで停職5か月の処分を受けました。 一方、2等空曹の男性(40代)は、2023年2月17日、基地内において、同僚隊員の胸ぐらを両手でにぎり、強く揺さぶるなどの暴行を加え、頸椎捻挫、両上腕打撲傷などの全治2週間の傷を負わせ、停職30日の処分を受けました。
今年7月、勤務先の小学校のトイレに小型カメラを設置し、利用する女性を撮影しようとした疑いで逮捕・送検された元教頭の男が略式起訴されました。 略式起訴されたのは玉名市立豊水小学校の元教頭、中島 高義 被告(51)で、今年9月に懲戒免職処分となっていました。
香川県は20日、県の業務受託会社の従業員にセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を行ったとして、58歳の県の男性職員を懲戒処分としたと発表しました。香川県は20日、県の業務受託会社の従業員にセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を行ったとして、58歳の県の男性職員を懲戒処分としたと発表しました。

懲戒処分を受けたのは、香川県農政水産部の出先機関で勤務する課長補佐級の男性職員(58)です。 香川県によりますと、男性職員は2021年10月から今年7月にかけて、県の業務受託会社の従業員の30代の女性に対して、 日常的に性的な発言を繰り返したほか、今年7月18日と20日に、庁舎内で勤務時間中に従業員の臀部を触るセクシュアルハラスメント行為を行い、大きな精神的な苦痛を与えたということです。 勤務先の上司に対して以前にもこの男性職員からのセクハラ被害の相談がありましたが、指導などは行われていませんでした。