わいせつ等事件簿

中村時広知事は3日、愛媛県庁で会見し、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた臨時休校の影響を緩和するため、4日から主に小学校低学年を平日日中に学校で受け入れるといった支援を行うと発表した。
 県や市町の教育委員会は、感染症対策を徹底した上で、やむを得ない事情で日中に家庭で過ごせない児童生徒を学校で受け入れる。教職員が見守る中、教室や校庭、体育館を開放。特別支援学校でもスクールバス運行や学校看護師によるケアなど学校での受け入れに柔軟に対応する。臨時休校中もスクールカウンセラーが相談対応。放課後子ども教室もニーズに応じ開設の日数や時間を拡充する。
 県が取りまとめた学校での受け入れニーズ調査では、県全体の平均で希望者は小学生で2.8%、中学生で0.1%。学校に子どもが殺到する状況は想定していないという。
 今治市教委は、児童クラブから要望があれば教室を開放するよう市内小中学校に通知した。市教委は、臨時休校で児童クラブ利用者が増えると想定。人手不足などに応じた教職員の協力を認めている。
 松山市では小学1、2年生と特別支援学級の希望者を午前8時~午後3時に小学校で預かる。児童クラブ利用者は対象外。送迎や弁当・飲み物の持参が必要。市教委によると、3日午前時点で市内53校中51校の計490人が希望した。
 西条市は小学1~3年生と小中学校の特別支援学級の児童生徒を19日までの平日午前8時~午後4時半に預かる。臨時休校中、平日の児童クラブ受け入れが午後2時半からであることや、普段は児童クラブを利用していない家庭に配慮した。砥部町は平日午前8時~午後3時。預け先がないなどやむを得ない事情がある場合、各校で預かる。
 中村知事は県や市町の移動図書を子どもらに貸し出すほか、貧困家庭の児童生徒への給食相当額を補助すると発表。給食中止で廃棄される食材の損失穴埋めなども検討する方針も示した。
愛媛県と松山市は4日、松山市の30歳代の会社員女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。愛媛県で感染が確認されたのは2人目。2月15日に大阪市都島区でライブに参加し、愛媛県で1人目の感染者となった40歳代銀行員の女性と接点はなく、感染の経緯は不明という。
 発表によると、会社員女性は2月25日に頭痛や発熱の症状があり、翌26日に松山市内の医療機関を受診。今月2日に医師が市保健所に相談して検査を実施し、4日に陽性と判明した。
中村時広知事は2日、愛媛県庁で会見し、愛南町在住の40代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表し、伊予銀行は女性が愛南支店で窓口業務などに当たる行員だと公表した。県立衛生環境研究所(松山市)が実施したウイルス検査で2日朝に陽性と確定した。県内での感染者確認は初めて。中村知事によると、女性に発熱やせきの症状はなく「無症状の病原体保有者と思われる」と説明。女性は1日夜から感染症指定医療機関の市立宇和島病院(宇和島市)に入院、室内の空気が外に漏れない専用病室で過ごしている。
 県によると、女性は2月15日から旅行で大阪府を訪れ、友人で同29日に感染が確認された高知市の30代女性看護師と一緒に、大阪市のライブハウスであったコンサートに参加。数時間行動を共にした。16日に高速バスで帰県し17日から支店窓口で勤務。関東4都県への旅行(21~23日)や勤務を経て、報道や感染した看護師からの連絡を受け29日午後6時半ごろ、宇和島保健所の帰国者・接触者相談センターに相談した。
 県は女性が立ち寄った自治体に連絡したが、旅行の際に利用した高速バスや飛行機内ではマスクを着用していたなどとして運行会社や利用便は公表せず、会社や同乗者への連絡もしていないという。
 県は1日、女性の同意を得て検体を採取。県衛研での迅速検査で陽性反応が出たため詳細な確認検査を行い2日朝、感染を確定した。濃厚接触者として迅速検査した同居の家族2人は1日に陰性と確認した。女性の自宅も消毒した。
 県や伊予銀によると、支店の同僚23人に症状は見られなかったが、検体を入手し検査。21人は迅速検査で、残る2人は2日の確認検査でそれぞれ陰性だった。女性は出勤した2月25~28日はマスクを着けていたが、同17~20日の勤務時は着用していなかった。
 伊予銀は17日以降に女性と30分以上窓口のカウンター越しに面談するなどした数人の客を濃厚接触者とみなし、連絡を取り保健所への相談を勧めているという。伊予銀は2日、支店を休業し店舗を消毒。3日から営業を再開する。
 愛南町での感染確認を受け、県と同町、宇和島市の教育委員会は、両市町内の小中学校計51校と県立高計6校、宇和島南中等教育学校の臨時休校を、当初予定から1日前倒しして3日からとした。
 中村知事は会見で、感染拡大防止に向けたせきエチケットや、流水とせっけんによる手洗い励行のほか、高齢者施設などへの訪問自粛、イベントの中止・延期といった対応を県民に要望。「感染防止対策に関する情報を迅速に発信するので、必要以上に恐れず、冷静に落ち着いて行動して」と呼び掛けた。
温州ミカンと中晩柑類を合わせた2017年産のかんきつ収穫量で愛媛県が44年連続の日本一となった。

県によると、温州ミカンと中晩柑類を合わせた2017年産の県内のかんきつの収穫量は、20万6788トン。温州ミカンが裏年だったことから前の年より3.8パーセント減少したものの全国1位を守ったという。国の統計調査で確認できる1974年以降44年連続の日本一となる。

愛媛県は、温州ミカンの生産量は和歌山県に次いで2位だったが、全国で100トン以上の収穫量があるかんきつ50品目のうち、紅まどんなや甘平、せとか、いよかんなど14品目で日本一となっている。
県農産園芸課は「西日本豪雨からの復興支援を第一に進めながら、生産・販売面でのサポートを継続し全国1位を堅持したい」と話している。
松山と東京を結ぶJR四国バスの高速夜行バスは1日夜の下り便を最後に運行が休止されます。

運行を休止するのはJR四国バスの高速夜行バス『ドリーム松山号』。

松山発東京行きは2月29日夜が最後の出発となりました。

『ドリーム松山号』は1990年から松山~東京間を運行してきましたが、利用者の減少やLCC格安航空会社との価格競争などで赤字が続き、運行の休止を決めました。

利用者「記念すべき名残惜しい最後の乗車になるので、しっかり乗って帰ろうと思います」

1日夜の東京発の下り便が最後の運行になります。