わいせつ等事件簿

27日夜、西条市の県道で道路を歩いて横断していた高齢女性が、車にはねられた。女性は頭などを強く打ち意識不明の重体。 27日午後7時半頃、西条市神拝の県道で道路を歩いて横断していた女性が普通乗用車にはねられた。この事故で、近くに住む相川幸子さん(87)が頭などを強く打ち意識不明の重体となっている。 警察によると車を運転していた西条市玉津の36歳の男性会社員は「ぼーっとしていた」と話し、相川さんをはねたことを認めているという。 現場は、信号機や横断歩道のない三叉路交差点で警察は、詳しい事故の原因を調べている。
4月21日から県内で行われる東京五輪聖火リレーで、西条市は27日までに、石鎚山で行われるリレーの観覧者募集を始めた。会場に向かう石鎚登山ロープウェイの乗車人数が、新型コロナウイルス感染防止のため減らされており、現地観覧者を約350人に制限。応募多数の場合は事前に抽選で決める。県によると、27日時点で、松山、八幡浜両市のゴール会場以外で、観覧者数を制限するのは西条のみ。募集締め切りは2月26日。
 西条市によると、リレーは4月21日午前11時に石鎚スキー場ピクニック園地(同市小松町石鎚)を出発し、石鎚神社成就社(同)までの約1・2キロを8人が走る。同日は当選者以外乗車できず、観覧者の行き帰りの便は、希望に応じて市が指定する。
松山市の道後温泉本館は今年夏、後期の保存修理工事に入る。本館の顔となる玄関棟などは、11月頃から工事用のテントで覆われる。コロナ禍の中、市は漫画家・手塚治虫の代表作「火の鳥」を活用した観光キャンペーンで効果を上げた前期同様、営業を継続する後期も集客につなげたいとして、PRを担う事業者を公募している。(斎藤剛)
 保存修理工事は2019年1月に始まり、営業を続けながら24年12月の完成を目指している。前期は本館東側に素屋根が設置され、「火の鳥」が大きく描かれて観光客の誘致につながったという。
 後期は、主に西側の玄関棟や、北側の神の湯本館で実施する。現在の素屋根のテントは5月の大型連休後に撤去し、骨組みを東側から西側にスライドしてテントを張り直す。
 営業は梅雨時で例年、客が減る7月5~14日に臨時休館し、使用する浴室を現在の「神の湯」から、又新殿ゆうしんでん・霊たまの湯棟などの「霊の湯」に切り替える。定員は男性20人、女性40人。料金は12歳以上420円、子ども160円と変わらない。
 骨組みの規模は現在の約1・5倍に膨らみ、西、南、北の側面と、上面の計約2400平方メートルがすっぽり覆われる。玄関棟に飾られ、撮影スポットの扁額へんがく「道後温泉」も外からは見えなくなる。
 市は、後期の素屋根のテントを温泉街の風情が感じられ、道後商店街や、観光スポットの一つ・冠山からの眺めに配慮したデザインにしたい考えで、2月12日まで公募し、旅館や商店の経営者、学識経験者らでつくる実行委員会で審査する。事業は21~23年度、費用は最大で3億3000万円を見込んでいる。
 市道後温泉事務所の担当者は「新型コロナウイルスの影響を踏まえながら収束後の企画も募り、温泉街の活性化や、持続可能なまちの実現を目指したい」としている。