わいせつ等事件簿

松山市内の知人の家に拳銃などを隠し持った罪などで松山地裁は1日、暴力団組長の男に懲役8年の実刑判決を言い渡しました。

銃刀法違反などの罪で実刑判決を受けたのは、神戸山口組系暴力団の組長・丹下鉄治被告(53)です。

判決によりますと丹下被告は今年5月、知人の永田稔被告(67)の自宅に、回転式拳銃4丁と実弾23発を保管し違法に隠し持ちました。

松山地裁の高杉昌希裁判長は「拳銃の数は極めて多量で、実弾と共に所持し人が殺傷される可能性を高めた」などとして、丹下被告に懲役8年の実刑判決を言い渡しました。

また永田被告に対しては「丹下被告との共謀関係が認められる」などとして、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡しています。
松山市中心部の繁華街にあるビルで11月30日夜に火事があり、付近は一時騒然としました。けが人はいませんでした。

男性:
「煙がひどかったんで。それで消防署のサイレンが鳴った」

火事があったのは松山市三番町の雑居ビルで、30日午後7時25分頃に「ビルが燃えている」と付近の人から消防に通報がありました。

火は約1時間半後にほぼ消し止められ、1階のラーメン店約40平方メートルが全焼したほか、2階のスナックの一部が焼失しました。

ビルは鉄筋コンクリート造りの5階建てで、警察によりますと火元は1階のラーメン店とみられ、出火当時店内では開店準備が行われていたということです。

このほかビルにはスナックなど4店舗が入っていたものの、けが人はいませんでした。
西条市内の墓地で2日午後、頭から血を流して倒れている高齢男性が発見されました。男性の近くからは拳銃のようなものが発見されていて、警察は自殺と事件の両面で調べています。

警察などによりますと、西条市広岡の墓地で2日午後0時40分頃、新居浜市の75歳の男性が頭の両側から血を流して倒れているのを警察が発見しました。

男性は意識不明の状態で、ドクターヘリで松山市内の病院に運ばれ、約1時間半後に死亡が確認されました。

警察は、関係者と見られる男性から行方不明の相談を受け捜索していました。

男性の近くには拳銃のようなものが落ちていたということで、警察は男性の身元の特定を急ぐとともに、自殺を図った可能性も視野に自殺と事件の両面で捜査を進めています。
住民らが心を込めて育てた季節外れのヒマワリが愛媛県西条市玉之江で満開を迎えている。「特に観光施設や名所はない」(住民)という地域で、約1万本の鮮やかな黄色のヒマワリが、住民手作りの新たなスポットとして、輝きを放っている。
 場所は、吉井小学校南側の広さ約2000平方メートルの畑。地域の環境保全に向けて草花を育てている土地改良区や、老人会、自治会の有志計約30人が取り組んでいる。
 真夏に満開になるイメージのヒマワリだが、暑い夏に花が咲くとすぐに枯れてしまうのではないかと懸念し、冬にかけて楽しめるよう8月末に種をまいたという。夏場に週1回ほどの雨に恵まれて順調に成長。10月下旬から開花し始めた。住民らは「今年は特別きれいに咲いた」と胸を張る。
 有志代表で吉井土地改良区の今井敬三理事長(78)は「鮮やかな花が目に入ると気持ちも和む。きれいに咲いているのでぜひ見に来てほしい」と話している。花は、正月ごろまでは楽しめそうだという。