わいせつ等事件簿

去年10月、医師の許可なく睡眠導入剤を売り渡したとして、今月、四国中央市の薬剤師の女が逮捕され、起訴されていたことが分かりました。 麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで逮捕され、起訴されたのは四国中央市土居町蕪崎の薬剤師・鄭弘子被告(41)です。 警察の調べによりますと鄭容疑者は去年10月下旬、知人の40代の女に睡眠導入剤100錠を医師の許可なく売り渡した疑いがもたれています。 警察は今年3月に情報を得て捜査を始め、10月1日に鄭被告を逮捕。鄭容疑者は容疑を認めていて、21日付で起訴されています。警察などは売った動機などを追及しています。 この事件を巡っては、鄭容疑者から睡眠導入剤を買った40代の女を含む関係者4人も、27日に送検されています。
今月6日、愛媛県松山市のマンションで男性が殴られ死亡した事件で、松山地検は27日、美容師の男を傷害致死の罪で起訴しました。 起訴されたのは、松山市新浜町の美容師、玉井遥希被告22歳です。起訴状などによりますと玉井被告は、今月6日、松山市味酒町のマンションの一室で、この部屋に住む会社員の堀裕真さんの顔や頭を複数回殴るなどの暴行を加え、外傷性くも膜下出血により死亡させたということです。捜査関係者によりますと玉井被告と被害者の堀さんは、知人女性との交際をめぐり、トラブルになっていたということです。
南海放送(愛媛県松山市)の50代の男性社員が今年8月、およそ22万円が入った封筒を盗んだとして懲戒解雇の処分を受けました。 南海放送によりますと、今年8月、50代の男性社員が、勤務時間中、松山市内の金融機関のATMに現金を引き出しに行った際、他の客が忘れていた22万4000円が入った封筒を置き引きし、会社に持ち帰ったということです。
その後、男性社員は、この金を自分名義の銀行口座に数回に分けて入金したということです。会社側は、今月上旬、警察からの連絡を受けて初めて事態を把握し、聞き取りを行ったところ、男性社員は「出来心でやってしまった。申し訳ない」と話したということです。南海放送は今月23日付けで男性社員を懲戒解雇処分に、また27日付けで監督責任のある専務取締役と上長2人をそれぞれけん責の処分としました。男性社員は26日窃盗容疑で松山地検に書類送検されています。南海放送はプライバシーの保護などを理由に男性社員の所属や役職を明らかにしていません。南海放送は「社会的責任や法令順守を強く求められる立場でありながら非違行為を招いたことは遺憾。社員の規範意識の向上、法令順守の確立に全力を挙げて取り組む」とコメントしています。
松山市内のマンションを拠点にした特殊詐欺の『かけ子』グループが摘発された事件で、このグループの男5人が26日、キャッシュカードをだまし取った疑いで再逮捕されました。 詐欺の疑いで再逮捕されたのは、松山市余戸東の飲食店従業員・小池保幸容疑者(43)、市内東長戸の通信販売業・水口幸三容疑者(35)ら男5人です。 警察の調べによりますと、5人は10月25日、家電量販店の店員や警察官になりすまして、名古屋市の高齢女性に「名義のカードで電化製品が買われている」「警察で預かる」などと松山市内のマンションからウソの電話をかけ、キャッシュカード3枚をだまし取った疑いがもたれています。 この女性の自宅には、警察関係者を装った別の共犯者が訪れていて、女性の口座からは約880万円が引き出されたということです。警察は5人の認否を明らかにしていません。 5人は同じ手口で、福岡市の高齢女性からキャッシュカードなどをだまし取ろうとした疑いで、今月6日に逮捕されていて、余罪の追及で今回の犯行が発覚しました。警察は共犯者の特定や余罪の捜査を進めています。