わいせつ等事件簿

北海道京極町の名水「ふきだし湧水」からこの夏、微量の大腸菌が検出され、町は水くみ場の利用を一部停止している。町は配水管の老朽化や汚れが原因とみて、近く交換工事を行う予定。担当者は「生水なので必ず煮沸してから利用して」と呼びかけている。  羊蹄山の自然がもたらすふきだし湧水は日量約8万トンに上るといい、1985年に国の名水百選に選定された。「ふきだし公園」(京極町川西)の水場では例年、3本の配水管から噴出する水をタンクにくんで持ち帰る人が絶えない。  町によると、7月下旬から今月初めにかけて行った水質検査で、配水管の1本から微量の大腸菌(100ミリ・リットル中1MPN=細菌検査の単位)が検出された。  報告を受けた倶知安保健所は「湧水としては問題ない数値」と判断したが、大腸菌とともに病原性原虫が混入する可能性も指摘。これを受けて町は7日までに、配水管を3本とも利用停止とした。いずれも2004年に地中に埋設され、長さ4~5メートルほど。町は今月中にも交換工事を行う。  水場には湧水が木の樋(とい)を流れ落ちる場所もあり、3本の管と取水ルートが違うことから、町はここでの水くみを認めている。町は「配水管を更新した後、水質検査や管の点検作業の態勢を拡充したい」(企画振興課)としている。
仮想通貨を自動で売買するシステムの利用料名目で若者らから現金を騙し取ったなどとして愛媛県警などの合同捜査本部は、名古屋市の会社役員や松山市の飲食店従業員など5人を詐欺などの疑いで逮捕した。 逮捕されたのは名古屋市の会社役員 才原滉輝容疑者(24)や松山市の飲食店従業員渡部貴裕容疑者(24)など合わせて5人。 愛媛と香川県警の合同捜査本部によると5人は共謀し、四国中央市の男性会社員ら4人に対し「毎月の返済分の利益は出る」などと、ウソを言って仮想通貨を自動で売買するシステムの利用料名目で、現金合わせておよそ510万円を騙し取った詐欺の疑いが持たれている。 また、松山市内の大学生らと契約をする際に書面を交付しないなど特定商取引法違反の疑いも持たれている。 5人は、一昨年10月頃から去年5月頃にかけインターネットの掲示板などで若者らを集めていて、合同捜査本部は自動売買のシステムが実際に機能していたかなどを調べるとともに、余罪もあるとみて捜査を進めている。