わいせつ等事件簿

愛媛県は5日、八幡浜保健所管内(八幡浜市、大洲市、西予市、内子町、伊方町)で3日に持ち帰った植物を食べた男性2人が、吐き気や下痢などの症状を訴えて入院したと発表した。有毒のスイセンの葉をニラと間違えて食べたとみられ、県は食中毒と断定した。2人とも快方に向かっているという。
 県薬務衛生課によると、入院したのは八幡浜保健所管内に住む50代の男性と80代の父親。3日に河川敷に生えていた植物をニラと思って持ち帰り、寄せ鍋に入れて食べたという。約30分後に症状が出始め、2人とも救急搬送されたという。
 スイセンの葉を形がよく似たニラと間違えて食べたことによる食中毒は全国的に多発しており、県は家庭菜園や畑などで野菜と観賞用植物を一緒に栽培しないよう、注意を呼びかけている。
スーパーのフジは2日、四国最大級のショッピングセンター(SC)「エミフルMASAKI」(愛媛県松前町)で大規模なリニューアルを、2020年夏から21年夏にかけて実施すると発表した。総投資額は約30億円を見込む。飲食店の拡充や体験型のアミューズメント棟の新設を予定する。子ども連れの利便性を高めて、集客力の強化を狙う。
フジによると、20年夏に売り尽くしセールを催し、21年夏までの5期に分けて改装を進める。全館的な休業はしない。人気店を多数誘致するが、入れ替え店舗数などの詳細は調整中だ。
モール棟1階では飲食店や食に関する物販ゾーンを拡充する。同2階では子ども向け専門店の拡充に加えて、赤ちゃんルームを新設する。フードコートではキッズテラスを設けるなど家族客への対応を強化する。
エミフルは08年4月に開業した。店舗面積6万8360平方メートルで、専門店約210店が入居する。19年2月期の来店客数は前年比1.4%増の1375万人で、売上高は同0.2%増の348億円だった。
同店の大規模リニューアルは、約6億5000万円を投じた14年以来となる。今回のリニューアルコンセプトは「もっと笑顔があふれる街へ」としている。