わいせつ等事件簿

愛媛県警の男性巡査部長が、留置場に勾留されていた女性の下着を盗んだ窃盗の疑いや盗撮の疑いなどで11日、書類送検され、懲戒免職処分を受けました。
書類送検されたのは愛媛県松山市の松山南警察署の地域課に勤務する40代の男性巡査部長です。愛媛県警監察官室によりますと、男性巡査部長は勤務中、留置場に勾留されていた女性の下着を盗んだほか、知人女性の自宅から2度に渡り、下着を盗んだ疑いが持たれています。また、自宅で児童ポルノの動画を所持していた疑いでも書類送検されました。男性巡査部長は、今年6月、東京都内で女性の尻を小型カメラで盗撮したとして摘発され、警視庁から連絡を受けた県警が調査をしたところ下着の窃盗や児童ポルノの所持が確認されたということです。調べに対し、男性巡査部長は「自己の性的欲求を満たすためにやった」と話していて県警はきょう付けで懲戒免職処分としました。県警は逃走や証拠隠滅の恐れがないとして男性巡査部長を逮捕しておらず、氏名も公表していません。加藤泰首席監察官は「警察官として言語道断の行為で誠に遺憾。職務倫理教養や身上把握を徹底し再発防止に努める」とコメントしています。