わいせつ等事件簿

歌手、フリーアナウンサーとして活躍する大下香奈(今治市出身)が、10枚目のシングル「残り香」をリリースした。従来のイメージを一変させる女性の深い情念を歌う勝負作に「私の新しい一面を感じ取ってもらえたらうれしい」と力を込める。
 今作は歌謡界で厚い支持を集めるシンガー・ソングライター小田純平のプロデュース。小田とは現在の事務所に移籍後、何度も仕事をする中で信頼関係を築いており、楽曲提供からレッスン、レコーディング、ジャケット撮影までの総指揮を委ねた。
 表題曲は、別れた男性の帰りを一人部屋で待ち続ける女性の悲哀を描く。「これまでは癒やし系の曲が多かったので、ガッツリした恋愛物は初めて。女性の切なさが胸に刺さり、テーマと向き合うことがとてつもなく大変な作業だった」と大下。「どこか文学的な作品。小田さんが監督で、私が女優。歌ったというよりも演じたというのが近いかも」と聴きどころを語る
爽やかな秋風に吹かれながら、瀬戸内海の多島美を満喫できる「第19回瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」(愛媛県今治市、広島県尾道市、日本ウオーキング協会、朝日新聞社主催)が4~6日に開かれる。当日受け付けもあり、1日だけの参加も可能だ。
 瀬戸内の豊かな自然や文化、歴史を感じながら歩ける全16コースを用意した。多くの人が挑戦するのは、今治―尾道間(80キロ)を縦断するコース。今治発の3日間、尾道発の2日間の2通りのコースがある。「四国遍路」や「村上海賊」ゆかりのコースなどが前回に引き続き設けられたほか、前回はなかった尾道市街をめぐる「尾道みなとまちコース」や「尾道水道眺望コース」などが新設された。
 瀬戸内海にかかった橋を歩く“海上散歩”も人気が高い。世界初の3連つり橋「来島海峡大橋」(4105メートル)は、海面から60メートルを超える高さからの眺望が美しい。縦断コースでは「今治発」は初日、「尾道発」は最終日に渡る。今回はそれとは別に来島海峡大橋を渡る10キロのコースを3日間とも設けている。