わいせつ等事件簿

愛媛県今治市の高校1年の女子生徒が市立中学3年当時、同級生らからいじめを受けたのに、市教委の第三者委員会の調査が不十分で適切な対応が取られず、不登校が続いて学習権が侵害されたとして、18日までに市に100万円の損害賠償を求め松山地裁に提訴した。
 訴状などによると、女子生徒は同じ部活動の複数の生徒から「死ね」と言われたり、近距離からボールを背中に当てられたりして、2016年12月~17年1月、いじめによるストレス性心身症やうつ病と診断され、不登校になった。
 女子生徒の保護者の申し立てを受け、市教委が17年5月、第三者委を設置。同8月に報告書をまとめた。