わいせつ等事件簿

愛媛県はチョコレートを用い養殖ブリの鮮度を保つ飼育技術を新たに確立し、特許を出願したと発表した。県の養殖ブリ生産量は全国2位。今後は海外へのブリ刺し身の流通拡大などが期待されている。

 「みかん魚」を開発した宇和島プロジェクト(宇和島市)と県水産研究センター(同)が、昨年10月から、刺し身用として日持ちするブリの養殖技術開発に着手。チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」を出荷前のブリの餌に混ぜることで、通常は2日で褐色に変わる赤身肉が5日間、鮮度を保持したことを確認した。チョコレートは大手菓子メーカーから提供を受けた。

 県ではこれまでに餌にかんきつを加えることで魚の臭さを抑える「みかんブリ」を開発している。みかんブリはかんきつ系の風味がするが、チョコブリはチョコの味はしない。

 化学物質ではなくカカオの抗酸化作用を利用して魚肉の鮮度を保持する効果に焦点を当てた技術で、海外市場への出荷を視野に入れている。他にも応用が可能なため、9月に特許を出願した。

 県水産課は「チョコブリの12月の出荷は可能で、量産化は年度内の予定」としている。
【市民は蚊帳の外だった記者会見】
同日、加計孝太郎理事長が、獣医学部の設置された愛媛県今治市で初めて記者会見を開いた。
加計理事長の記者会見にはそもそも今治市と愛媛県の記者クラブ加盟関係者しか入ることができず、もちろん、今治市民は蚊帳の外であった。
今回の記者会見を開いた主たる理由として加計学園は、愛媛県議会から「渡邉良人事務局長が加計理事長と安倍総理が獣医学部設置について面会をした、という報告をしていたが、それは渡辺事務局長がウソをついてしまっていた」という点について経緯を明らかにすべきという議決がなされたためであると説明している。
記者会見の中で、加計孝太郎理事長は自分は安倍総理と獣医学部の設置について会って話したことはない、渡邉良人事務局長がウソの報告を愛媛県にしていた、と答えた。
【加計理事長コメントの「ウソ」】
当然、この加計理事長のコメントはウソである。加計理事長は私は知らない、すべて渡邉良人事務局長が勝手にやったことだ、と答えたが、政治スキャンダルにありがちな「秘書がやりました的な三流以下のシナリオ」であり、さらにひどいことに加計理事長は愛媛県の文章も読まずに記者会見に臨んだという。
もうコメントする言葉もない。こんな人間たちが国家戦略特区を語り国家の運営の中枢に関わっているのかと思うと改めて前途暗澹たる気持ちになる。
加計学園の図書館の本棚がスカスカであるということは、これはただ本が少ないということではない。強く主張してきた加計学園設置の総事業費192億円が不当に高く見積もられており、補助金詐欺を働いているという疑惑につながる。
松山市に本社があるタオルの専門店『伊織』のホームページが不正アクセスを受け、2000人余りの客のクレジットカードの情報が流出した恐れがあることが分かりました。
『伊織』によりますと、タオルなどをインターネットを通じて販売する「伊織ネットショップ」のホームページの一部が第三者からの不正アクセスで改ざんされ、客が商品を購入する際、クレジットカードの情報を入力する偽のページが表示され、データが外部に送信されるようになっていたということです。
 ことし8月中旬に不正アクセスに気づき調査したところ、ことし5月8日から8月22日までの間にネットショップを利用した2145人分のクレジットカードの名義や番号、有効期限、セキュリティコードの情報が流出した恐れがあるということです。
特に8月19日から22日までに利用したおよそ100人については、情報流出の可能性が高いということです。
 『伊織』は、今治タオルなどを販売する専門店として知られていて、問題発覚以降、ネットショップでのクレジットカード決済を停止しているということです。
 『伊織』は「お客様はじめ関係者に多大なご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。事態を厳粛に受け止め、再発防止を徹底して参ります」とコメントしています。