わいせつ等事件簿

全国中学校体育大会第6日は22日、島根県立体育館などで行われ、愛媛勢はソフトテニス女子個人で山岡鈴芽・山岡愛芽ペア(伯方)が準優勝した。

【息ぴたり 双子姉妹快進撃】
 「ベスト8を目標にしていたが、まさか決勝に進むとは」。ソフトテニス女子個人で準優勝に輝いた伯方の山岡鈴芽(すずめ)・愛芽(かなめ)ペア。2年連続1回戦敗退だった双子姉妹は中学最後の夏、快進撃に驚きながら声を弾ませた。

 一番苦しかったと振り返るのは2回戦。3―1と勝利まであと1ゲームに迫ったが、相手に粘り強く攻められ3―3に。7ゲーム目は「足を動かし、2人とも前に出て積極的にボールを打った」(山岡鈴)と果敢に攻めて接戦を制した。

 準決勝では1―3と追い込まれながらも、相手の後衛との打ち合いで「負けじと打ち返した」(山岡愛)と攻めを貫き、試合をひっくり返した。決勝は相手のうまさに押し負けたが「準優勝でうれしい」と達成感に浸る。

 2人は姉の影響で、小学1年からソフトテニスを始めた。ずっとペアを組み、互いの持ち味を把握してカバーし合うなど息もぴったり。「高校でも全国大会に行きたい」と声をそろえる。
 「ピンチでも強気で打ちきれていた。試合内容も動きも今までで一番良かった」と羽藤雅宏監督。指導してきた山岡義忠コーチは「最後まで諦めずにプレーしていた。感無量」と手放しでたたえた。
サッカーの東京都1部リーグ南葛SCは22日、元日本代表MF福西崇史氏(41)=愛媛県新居浜市出身=が、選手として入団すると発表した。
2008年シーズンを最後に引退して以来、10年ぶりの現役復帰となる。

 福西氏は1995年に新居浜工業高から磐田に入団し、FC東京、東京Vを渡り歩いた。身長181センチ、体重77キロの体格を生かした大型ボランチとして活躍し、J1通算349試合62得点。日本代表としても国際Aマッチ64試合で7得点を記録しており、2002年、06年のワールドカップにも出場した。

 南葛SCは、サッカー漫画「キャプテン翼」の作者高橋陽一氏が後援会長を務めるクラブで、Jリーグ加盟を目指している。クラブが発表した福西氏の談話によると、高橋氏からのオファーで入団を決断したという。

 福西氏は「多くの選手と同じく、『キャプテン翼』を読んでサッカーにはまった。将来はJリーグの監督を目指しており、現場の空気を吸い、真剣勝負の場に身を置くことはプラスになると考えた」としている。