わいせつ等事件簿

愛媛県内の小学生力士が参加して今年初めて松山市で16日に開催される「わんぱく相撲愛媛ブロック大会」に、女子児童が参加できない。出場資格が小学4~6年の男子となったため、予選の地区大会で優勝した西条市の6年の女子が進めなかった。愛媛大会の先にある大舞台、全国大会の会場となる東京・両国国技館が、女性の土俵入りを認めないことが影響した。
 「優勝すると思っていなかったので驚いた。愛媛大会に行けるなら、行ってみたかった」
 5月の新居浜大会で優勝した西条市の女子児童(11)は当日を振り返りながら、淡々と心境を語った。ただ、愛媛大会に出られないことには親子で納得しているという。
松山市にある寺の住職と共謀して建築会社から3億円をだまし取った罪などに問われた檀家の総代だった男について大阪地方裁判所は、「被害者に対して金の使い道や返済の手順を説明するなど詐欺に必要不可欠な役割を果たした」として懲役4年10か月の判決を言い渡しました。
松山市にある「安城寺」の檀家の総代だった宇都宮貞史被告(42)は、住職の片井徳久被告(58)と共謀し、石川県内の建築会社に対して宗教施設の改修工事を請け負わせるとうそをついて保証金の名目で3億円をだまし取った詐欺などの罪に問われています。15日の判決で、大阪地方裁判所の香川徹也裁判官は、「住職とは互いに利用し合う関係で、被告は被害者に対して金の使い道や返済の手順を説明するなど詐欺に必要不可欠な役割を果たした。被害弁済の見込みもなく結果は重大だ」と指摘して懲役4年10か月を言い渡しました。一方、役員を務める会社で、金融機関に虚偽の書類を提出し、2億円の融資をだまし取ったとする別の詐欺については「書類が提出されたことを知らなかったという主張を覆すだけの証拠はない」として無罪を言い渡しました。この事件で片井住職は先月、1審で懲役6年の判決が言い渡され、控訴しています。