わいせつ等事件簿

【投てきで2冠達成/力み消え地力を発揮】
 男子砲丸投げは久門大起(今治明徳)が大会新記録の15メートル63で頂点に立った。前日のハンマー投げと合わせ、投てき種目2冠を達成し「素直にうれしい」と顔をほころばせた。
 記録を塗り替えたのは14メートル75でトップに立った直後、4回目の試技だった。「しっかりと下半身を使って15メートル台を投げていたころの感覚が戻ってきた」と、好感触を得て臨んだ一投を結果につなげた。
 自己ベストは前年の県総体東予地区予選で出した16メートル00。しかし、今年は「15メートル台も飛ばせない時期が続いた」という。原因は皮肉にも172センチ、93キロのがっしりした体格を鍛え上げた、冬場のウエートトレーニング。肉体強化の一方で「力みがちな体が、さらに腕や上半身に力が入るようになった」と分析。修正を加え、今大会に間に合わせた。
 円盤投げを加えた3種目で四国大会に進む。この日の午前中にあった円盤投げは自己ベストを更新したものの、チームメートの高田涼平に及ばず2位に終わった。それでも「悔しさはあったが、次の砲丸投げに切り替えた」と、複数種目で結果を残すためのメンタリティーも光った。
 高校生活最後のインターハイではハンマー投げ優勝、砲丸、円盤投げで入賞を見据える久門。「各種目の弱点を見直して悔いのない試技ができるよう取り組む」と気を引き締めていた。
あおり運転が社会問題となる中、愛媛県警高速隊は1日、西条市小松町新屋敷の松山自動車道石鎚山サービスエリア(SA)付近で、県警ヘリコプターと連携して空と地上から悪質、危険な運転者の取り締まりを行った。ヘリと連携した高速道での取り締まりは四国4県警で初めて。
アユ漁が1日、県内で解禁された。このうち、西条市の加茂川では、早朝から解禁日を待ちわびた釣り人たちがアユ釣りを楽しんだ。釣り人がアユを狙うのは「友釣り」。「友釣り」は他のアユが縄張りに入ると、体当たりをして追い払おうとするアユの習性を活かした釣り。広島から来たという男性は「きょうはお祭りみたいなもの、アユの顔が見れただけでも楽しい」と話していた。加茂川漁業協同組合によると、今年はカワウが増えている影響で、アユが食べられたり、逃げたりしているため、例年に比べ、釣れる量が少なくなっているという。加茂川のアユ釣りは12月31日まで続く。